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2019.03.31 (Sun)

~花舞う街で~

rinwakasakura.jpg


「大きな川だな」
「えっと、このあいだ手に入れた『ガイドブック』によると……ここは『鴨川』ですね。
 ふむふむ……なるほど……。へぇー!
 『休日には、多くのカップルがデートを楽しむ場所。
  等間隔に離れて川沿いに座る姿が見られる。』って書いてあります!
 りんさん、僕たちも座ってみますか?」
「な! そ、そんなのは、別に。私は特に疲れていないし。
 ……わかばが決めればいい」
「ふむ、そうですか。じゃあ、せっかくだから、少し休んでいきましょうか」
「わ、わかばがそうしたいなら、まぁ。///」
「前の休憩場所から二時間は歩きっぱなしでしたし。
 ……あ。川の向こうに、ピンク色の花が咲いてますね。
 何だろう、あれ。めっさ気になるー!」
「そうだな。何ていう花だろうか」
「分からないけど、綺麗ですね!」
「ああ。……いい眺めだ」



**
どうしてもこの構図を描きたかったんだけど、背景むずかった…。
ネットで拾った写真を加工しつつ描く感じになっちゃったorz
修行しよ。。。

りんちゃんは文字の勉強がてら少女漫画を読んでて、
「カップル」とか「デート」とかの単語を理解してくれてると
にやにやできるなぁ ・w・

追記でワカりりについて、ふわふわした感想を書きます。
ネタバレありなので、全話視聴済みの方のみどうぞ!

【More・・・】

 
 
「ワカバとりりは救われたのか?」みたいな議論をちらりと見かけて、
そこにまったくこだわってない自分、
疑問すら抱いていない自分に気づきました。
その理由を考えたので、ちょっとメモりたいなぁと思います。

まず11話を見て、私は、彼らは救われる必要がないと感じたんだなぁと。
何故なら、罪を犯しているから。
それなのに救われている。
議論の余地もないほど完璧に。
だからこそ私は、本作はものすごいハッピーエンドだと思うんですよ。


りりは赤い木を生み出して世界を壊した。
理由が優しい気持ちだったとしても、厳然たる事実としての結果は変わらない。
無知も言い訳にならない。
彼女は「大人でないとケムリクサの難しい研究をしてはいけない」と知っていた。
その意味が察せないほど馬鹿でもなかった。
きっと彼女はすべて理解していて、
「本当はやっちゃいけないことかもしれないけど、ワカバにとってよい結果を招くなら」と願って、自分の気持ちを信じた。
ワカバから教わっていた社会的、科学的なルールを無視して行動した。
結果、失敗した。

いくらワカバ(大人)が許しても、りりが子どもでも、罪自体は消えない。
彼女は何らかの形で罰を受けねばならなかった。
だから彼女が最悪の絶望の中で人生を終えたのは妥当。

ワカバは、りりを生み出してしまった。
それは社会的に、彼の住む世界のルールの上で間違いだと分かっていた。
倫理的にも問題があると気づいていた。
だけど彼は無視した。
それは自分のミスを責められるのが怖かったのかもしれない。
りりが可愛かったからかもしれない。
生前も幸福ではなさそうだった彼女を哀れんだのかもしれない。
一人きりで過酷な仕事をこなす日々に疲れていて、
りりと過ごす時間に癒されていたからかもしれない。
明確な理由は分からないけれど、彼はミスを誰にも報告しないという罪を犯した。
イレギュラーな存在を放置した結果、りりは事故を引き起こした。
彼女はたしかに子どもだから、監督者としての罪も発生した。
ワカバの罪は二重だ。
だから彼が己を犠牲にして未来に希望を繋がなければならなかったのは妥当。


ただ。
そこで彼らの贖罪は済んだんだよ。
自分たちが引き起こしたものに対して、払うべきツケを払いきった。
それってなかなかできることじゃない。
払いたくても払えなかったり、払い方が分からない時もある。
だけど彼らは完璧に罪を贖うことができた。

だから完璧なリベンジができた。
そうと意識することさえなく進むことができた。

だから生まれ変わりの六姉妹はまっさらで、
なんのしがらみもなく、好きだと思ったものを大切にする生き方ができた。
だから生まれ変わりのワカバもまっさらで、
なにもかも忘れて、まっすぐな心で感じるがままに生きることができた。

その結果として、りんとわかばがシアワセになった。
ハッピーエンドだ。
副産物として赤い木も滅ぼすことができた。
二重にハッピーエンドだ。

これから表三姉妹(りん、りつ、りな)は、わかばとともに生きるだろう。
三つ目のハッピーエンドだ。
裏三姉妹(りく、りょう、りょく)は、きっと成仏して、
天国かどこかでワカバと再会しているはず。
四つ目のハッピーエンドだ。


過ぎたことは終わったこと。終わったことは変わらない。
だから壊れた世界も元には戻らない。
だけど終わらせることができたら、次の物語も始められる。


全てのツケを払いきった時点で、りりとワカバは救われている。
彼らの生まれ変わりがシアワセになったことで、さらに報われた。
四重の完璧なハッピーエンド。

私には、そう思えるんだよなぁ。





わたしは、絶望的な世界の中で、
それでも一途にあろうとする恋物語が好きなんだなぁ。
できればそれが報われるところが見たいと思っているんだなぁ、と。
しみじみしました。。
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