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2015.08.25 (Tue)

全力!ムシウタレビュー【15.夢謳う虫たち(下)】

「もう詩歌を泣かせないでよ……薬屋」

「分かってるよ、立花さん」

rbs15.jpg

「叶えるよ。 オレは、夢を叶える。
 そうしてオレは―夢を叶えただけの、ただの人間になるんだ」


【注意事項】 
(1)ネタバレありです。シリーズを通しての話にも言及します。
 ムシウタシリーズ全巻を読んでからの閲覧をオススメします。

(2)登場人物データの見方
 ①ランクの分類
  主役…目次(章名)において名前が出ている人物
  準主役…目次においてThe othersとされ、その章で主役となっている人物
  脇役…複数巻に登場する、別の巻で主役・準主役を務めるなどの特徴がある人物
  端役…上記いずれにも当てはまらないが名前の判明している人物
 ②人物名の色
  その巻で判明している所属ごとに、名前を三色に分けて表記します。
   特環(緑)むしばね(赤)、無所属(黒)
 ③名前の書き方
  その巻における初出名に準拠します。《例》01センティピード 03日々野一房
  二つ以上頻繁に登場する場合は本名を優先し、他は()内に書きます。
  《例》立花利菜(レイディー・バード)
(3)評価について 
 琳珂の独断と偏見に基づき、ムシウタシリーズ内で比較検討してつけます。
 予めご了承ください。


OKですか??
誤字脱字その他があればお気軽にご指摘ください!
まだ慣れてなくて、ちょいちょい文章がおかしかったりするかもですが、
楽しんでいただければ幸いです♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

とうとう来ましたムシウタ最終巻!
書こう書こうと思いつつ、書いてしまったら本当に全て終わってしまう気がして寂しくて、一年以上も放置してしまいました><

でも表紙だけは去年の12月の時点で描いていました。笑
14巻のレビューを書いたとき、あの4人の中からハルキヨを選んで描いたときから、
こうすることは決めていたのです。
詩歌で始め、中間に大助を置き、ラストは利菜で〆る。
……最高やで(自画自賛


予めお伝えしておきますが、今回は長いです。
『サイハテの救世主』全三巻のレビューを全て繋げたものより長いかもしれません(
そして私こと風琳珂が超絶きもちわるいです。
上から目線と言うかなんというか、もう変態です(

覚悟はいいですか?
それでは追記から【15.夢謳う虫たち(下)】のレビューを始めます。

【More・・・】

 
書籍データ   ―それは、最高で最悪の夢の結末!

 【初版発行日】2014年5月1日 【ページ数】381p

 【主役】薬屋大助(“かっこう”)/高城大樹、杏本詩歌(スノウ・フライ)、
     一之黒亜梨子(“眠り姫”)、菰之村茶深(“おぅる”)

 【準主役】“C”(堀内愛理衣)、魅車八重子、土師圭吾、
      御嶽アンネリーゼ(“霞王”)、白樫初季(“からす”)

 【脇役】≪特環上層部≫ 五郎丸柊子、岳美武政
     ≪特環の虫憑き≫
      門閒真(“照”)、土師千莉(“火巫女”)、緒方有夏月(“月姫”)、
      大蔵倭人(“兜”)、夜森寧子(“ねね”)、
      “まいまい”、“玉藻”、“疫神”、“四ツ葉”、“りんりん”、“さくら”

     ≪むしばね陣営≫
      立花利菜?(レイディー・バード)/喜多沢環(“ミミック”)、
      赤瀬川七那、“なみえ”、城谷怜司(アイジスパ)

     ≪ハルキヨ陣営≫
      世果埜春祈代(ハルキヨ)、久瀬崎梅、榊遥香
     ≪茶深陣営≫ 
      鮎川千晴(“アリア・ヴァレィ”)、海老名夕、
      “コノハ”、ルシフェラ、リコル、佐藤陽子
     ≪無所属・その他≫ 
      塩原鯱人、五十里野きらり、ジョン・マッシュ、α、凛々絵、希海

評価  【総合】★★★★★ 
ストーリー:★★★★★ 戦闘描写:★★★★★  人物描写:★★★★★
泣ける度 :★★★★★ 和む度 :★★★★☆  恋してる度:★★★★★
表紙  :★★★★★

レビュー

私は、ムシウタにハマるずっと前(10歳頃)からのハリーポッターフリークです。
中学生時代は作中に登場する呪文を全て暗唱できました。笑
もはやおぼろげな記憶ですが…。
さて。第三巻が刊行された頃、どこかの子供向け雑誌でシリーズの著者であるJ・K・ローリング女史へのインタビューを読んだことがあります。
「『賢者の石』を書いたときから終わり方は決めている。最終巻のエピローグは、もう金庫の中にしまってある」と書いてありました。
私はそれを読んで「ああ、この人は“完成した”作家なんだな」と思いました。
もちろん『賢者の石』は彼女のデビュー作です。
作家としてはまだまだ未熟だったに違いありません。
でも人間として、作家としての在り方はその頃には既に固まっていたのでしょう。
このシリーズは『“完成した”作家が、“かつて未完成だった”自分や周りの人々を思い出しながら書き始めた』作品だったのでしょう。
だからこそ『ハリーポッター』シリーズは、あれほどの長編でありながら、壮大かつ無駄のない物語として完結したのだと思います。

岩井先生は、女史とは違いました。
『消閑の挑戦者』3巻のレビューで「今作を書いていた頃の先生は“未完成”だったのでしょう」と述べましたが、それは『ムシウタ』も変わりません。
未完成の作家が、ありのままの自分自身をぶつけて書き始めたものでした。
それゆえに、このシリーズは魅力的でした。
多くの少年少女の心をとらえました。
しかしそれゆえに、先生にとって今作を完結させる仕事は困難を極めたことでしょう。

今作を読んだ後、01~14までを読み直しました。
bugシリーズも全巻おさらいしました。
01~09まで(&bugシリーズ)と10以降では、作品から漂う雰囲気が違います。
きっと何かがあったのでしょう。
最大の違いは、10以降は「なんとかシリーズをまとめなければ」という意図が強く感じられ、それ以前の作品にあった魅力が薄れていることです。

『消閑』の良さは、練り上げられた世界観、システム設計にありました。
ルール・オブ・ザ・ルールや超飛躍、人工知能、人体改造などなど。
少し難しい言葉で構築された、読者の想像を超えた世界のなかを、読者が共感できる主人公(小槙)と憧れることのできる主人公(祥)が駆け抜けていく様子を見せていく。
例えるならば、テーマパークの紹介ビデオですね。
岩井先生はディズ○ーランドやU○Jにも匹敵する世界を作った上で、「当園の面白さをお伝えするため、二人の人物がここで遊んでいる様子を撮ってみました。他の客の雰囲気も映っています。どうぞご覧になってください」と語りかけてくださいました。

一方『ムシウタ』の魅力は、登場人物そのものでした。
主人公はもちろん、準主役や脇役に至るまでほぼ全ての登場人物を作りこみ、その人生に寄り添い、心情を細かく描くことで読者を共感させていく。
まるで自分が大助であり、詩歌であり、利菜であるかのように錯覚させていく。
その上で、彼らの行動の一つ一つが結実していく様を丁寧に描き、感動させる。
例えるならば、テーマパーク開園に至るまでを記録したドキュメンタリー映画です。
先生は「当園がオープンするまでには、様々なドラマがありました。まず園長のAさんは○○町で生まれ育ち、◇◇がきっかけで当園に関わることになりました。Bさんはこうで、Cさんは……」と読者へ語り掛けてくださいました。

もちろん『消閑』の登場人物も魅力的だし、『ムシウタ』の世界観も面白いです。
そういう意味では両作品の内容は似通っています。
どちらの登場人物も、ほとんどが“未完成”で生き方を迷っていて、自分の夢や願いを見つけたくて叶えたくてもがいている。どちらの世界観も岩井節が効きまくってる。
ただ、この二作は『書き方』と『見せ方』が決定的に違います。
先生ご自身がどう思っておられるかは置いといて、私はそう感じています。

少し脱線してしまいましたね。
とにかく10巻以降の岩井先生は、完結に向けて道筋をつくることを急ぐあまり、素敵な登場人物を作って密着して魅力を伝えるという『ドキュメンタリーの制作』を疎かにしていらっしゃいました。
特に12巻はひどすぎました。……もう何回も訴えているので詳細は省きますが。
本当に、真琴とOP1はひどすぎました。
ハルキヨは少し頑張っていたけど、無駄な賑やかしに囲まれて魅力が半減していたし、カノンの扱いはアレだし、OP3と詩歌は相変わらずの空気だし(まぁこれは仕方ない)。

正直、この時点で私は諦めかけていました。
「これはもうダメかもしれない」と。
「ムシウタは、なんとか完結するかもしれない。
 でもそれまでの流れは、長年待ち続けた完結の様子は、
 とんでもなくつまらないんじゃなかろうか。
 01や03や06や08で味わったような感動は、もう二度とないんじゃなかろうか。
 私の好きだったムシウタは、とっくの昔に“終わって”いたのかもしれない」と。
そんな絶望を払いのけたくて、「そんなはずない」と思いたくて始めたのが、
このムシウタレビュー企画でした。
既刊作を読んで読みたおすことで心を支え、13巻を待ったのです。

待ちに待った続刊。
そこで私に希望を与えてくれたのは茶深でした。
味気なくなったパッサパサの物語の中で、彼女だけが輝いていました。
往年の作品群の良さを、私の愛した『ムシウタ』を保っていました。
04が発売された当時は嫌いなキャラだったのに。
長い間、シリーズで一番つまらない巻は04だと思っていたのに。
「茶深ちゃんサイコー。貴女がいてくれてよかった」と心の底から思う日が来るとは。笑
「OP3の展開も悪くはなかったし、まだ期待できるはずだ」と思うことができました。

次の14巻は、利菜とハルキヨに密着することでドキュメンタリーらしさがかなり戻っていました。二人とも古株ですから、彼らが動くだけで大いに魅力がありました。
それぞれの歴史を振り返る、大助との絡みは感涙ものでした。
また、赤牧市を舞台にするなら関わって当然のキャラ(恵那&多賀子)をゲスト出演させるなど『全ての登場人物を活躍させる』というムシウタらしい展開が戻ってきました。
「いいじゃん、いいじゃん。この感じだよ、この感じ!」と私は嬉しくなりました。
(何より主役の片方は我が麗しの利菜嬢でしたしね←)

そして迎えた15巻。

拾われなかった伏線は幾つかあります。
「ここはもう少し詳しく書いてほしかった」と思う部分もあります。
しかし、そんなのは些細なことです。

15巻は、間違いなく『ムシウタ』でした。
私の愛してきたドキュメンタリーラノベでした。
まさに長年待ち続けた“完結巻”でした。


01を書いた頃、岩井先生の中には15のようなラストの構想があったのでしょうか。
いいえ、きっとなかったでしょう。
先生はその時書きたかった物語を、01という物語を書かれただけだったでしょう。
それを何冊も何冊も積み重ねていって。
気が付いたら、手に負えないほどの冊数になっていて。
途方もない数の人物と物語が生まれていて。
先生自身、「これらをどうしたものか」と思われた日もあったことでしょう。
「もうどうでもいいや」と思われた日もあったことでしょう。

長い年月の間に私生活でも仕事でも様々なことがあったでしょう。
きっと辛いことも多かったのでしょう。
『消閑』ではあんなにも生気溌剌とした春野祥のようだった先生が、『サイハテ』では哀しい自分を必死に隠して強がっているドクのような姿をお見せになったのですから。
堂々と“未完成”な自分で歩いていらっしゃった先生が、“完成された”ような面持ちで振舞っておられたのですから。
きっとまだご自身では、ご自分の現状に納得しておられていないのに。
「自分は“完成した”」と思ってはおられないのに。
そんな状況で『ムシウタ』のような、未完成の弱く儚い少年少女たちが彷徨う物語を書くことは、とても辛く困難だったことでしょう。

それでも、最後までやりきってくださったことに、感謝します。

15のストーリーは私の予想の範囲内でした。
最終決戦地が“GARDEN”だったことは少し驚いたし、「おい圭吾しっかりしとけよ」とは思ったけど、よく考えれば『始まりの地が最後の地になる』というのは王道展開です。
他は何のひねりもありませんでした。
圭吾も霞王も初季も千晴も大助も詩歌も利菜もハルキヨも千莉も有夏月も鯱人も亜梨子もリコルも茶深もみんなみーんな、それぞれのとった行動は、私がこれまでの彼らを見て予想できていた行動でした。
五人の一号指定が結集してラスボスを倒し、“虫憑き”という存在をこの世から消す手がかりを得るという流れも、私がこれまでシリーズを読んできて想像してきた、希望してきたそのままでした。
それでよかったのです。
だって『ドキュメンタリー』なのですから。
終盤になって突拍子もない事故や展開をねじ込んだり、衝撃の新事実が発覚する必要はなかったのです。
私が見てきた全ての事実・真実が一つに繋がる“当然の結末”が見たかった。
今作はまさにそれを具現化されていました。


10~14巻で初めて岩井先生は『自分の書きたいものを書く』のではなく、『これまで書いてきたものから導かれる“書くべきものを書く”』ということをして下さいました。
そして15巻では『ファンが読みたがっているものを書く』ことをして下さいました。
何度考えても、風琳珂がお伝えしたい言葉は一つです。
「本当にありがとうございました」。


さて!
ここから、いよいよ本編のレビューへ入りますよぉ!!(←

まずは時系列の確認からいきましょう。
15巻は、14巻の直後から始まります。
プロローグから3.09まで、メインストーリーは約二日間の出来事のようです。
4.00からは後日譚となり、全てを乗り越えた虫憑きたちのクリスマスの模様が描かれています。「(メインストーリーから)二ヶ月近くが経過」と書いてあるので、やはり3・09までのお話の時期は10月中旬頃ですね。
琳珂が延々と続けてきた時系列予想は完璧に当たっていました!
やったー!!≧ヮ≦

プロローグは八重子の一人語りです。
黒幕としての威厳たっぷりに現状を紹介してくれます。
くーっ。ほんとにこいつは嫌な奴だぜ。
彼女は“C”の活躍に満足しつつも、五人の一号指定達を見て違和感を感じております。
その描写を読みながら「そうだそうだ全部お前の思い通りになると思ったら大間違いだぞ、こっから逆襲するんだからな!」と心の中で叫んでしまいました。笑

1.00は高城大樹くんです。
いやー、だまされました! また騙されちゃったよ私!!
01で大助=かっこうを見抜けず、08でダイスケ=墓守を見抜けなかった私は、今回も大樹=大助を見抜けませんでした!!!
ここを読んでる時も「きらりは一体何やってるんだろー」「こんな終盤に新キャラ出してどうするんだろー」とか思っててごめんなさい。

1.01はbugファン必見でしたね。
タイトルが『アリス the last』となっている通り、このパートこそbugシリーズの真のエンディングだなぁと思いました。
結局本編では、最後まで一度も彼女の名を「亜梨子」と漢字で書かれませんでした。
深い意味があるようですね。
それにしても「私が起こしてほしかった“夢の続き”はこんなのじゃない」と叫び、摩理のふりをしてまで暴れた彼女には驚きました。
あの時は、ただ目の前の危機を避けるために時間稼ぎをしたわけじゃなかったんですね。
私はこのパートで初めて気が付きました。
bugも何度となく読み直してたのですが、“流星群の夜の戦い”はあまりにも見事にまとまってたので、分かりませんでした。
いやもしかしたら後付けの真意なのかな。まぁ、ちゃんと納得できたからいいです。
要するに彼女も逃げてたんですね。綺麗な形で。
「あたしが犠牲になってあげるわ! その間にみんなで何とかしといて!」って、
そりゃたしかにワガママなお姫様だわ。笑
んーでも、なんとかしてあげられなかった王子様たち(ハルキヨ&大助)も不甲斐なかったよね。笑
個人的には、亜梨子はもう少し優しく起こしてあげてほしかったし、もう少し前向きな感じで起きてほしかったです。
摩理から正式にモルフォチョウを受け継ぐ前の、無責任でひたすら明るい亜梨子のファンだったので、彼女が元の明るさを取り戻さないまま終わったことが少し残念でした。
「色々知って大人になったんだ」と言えば聞こえはいいけどね。
無責任でワガママ放題な明るい子どもが、悩んだり苦しんだりすることを知って不安定な思春期に突入して、でもそれを乗り越えて、芯のある大人に成長する姿が見たかったな。
子ども時代よりも明るく元気な強い大人になって欲しかった。
びみょーなとこで終わって欲しくなかったです。
余計なことをうだうだ悩まず、むしろうだうだ悩んでいる大助を「バカね!」と気軽に殴り飛ばすところが亜梨子の魅力だと思っているので。
まぁ彼女の思春期突入=流星群の夜で、直後に寝ちゃったわけですからね。
寝て起きたら脱皮完了!ってのも味気ないか。笑
後遺症が治って恵那や多賀子と再会する頃には、きっと私が夢見たような亜梨子になっていることでしょう。そこらへんは今後、得意の空想で補うことにします・w・

1.02はラスボスたる“C”の様子が克明に描かれています。
とても雰囲気出てます!
いやー、あのチビちゃんがこんなになっちゃって><

1.03は、待ちに待った圭吾目線のパートです。
01で眠りについてから早十年。「ここで起きるに違いない!」「あれ、違った? じゃあここで起きるのか?」「まだ? まだなのか??」「あいつはいつ起きるんだ??」と読者を翻弄し続けた罪な男が、ようやく姿を現しました。
でも凄いですよね。
シリーズ全体を見てもほんの僅かな描写しかないのに、この大物感。
千莉の兄であったり、戌子やきらりの恩人だったり、何よりも大助のたった一人の相棒であったという理由がありますが、ハンパないです。お兄ちゃんすげぇ。
そしてこんなにも久しぶりの登場なのに全くブレてません。
話し方も思想も立ち居振る舞いも、シスコンなとこも大助を切り札と思ってるとこも、他の人間はみんな手駒でしかないとこも。
圭吾はどこまでも圭吾のまま最終戦へ皆を導いていきます。すげぇ。
彼にとって最重要人物である千莉、柊子ともきっちり接触してます。
「これが見たかったんだよな~」ってシーンです。
“なみえ”との会話は古き良き東中央支部時代を、“りんりん”との会話は戌子大先生を偲ぶことができてGOODです。
最大のファンサービスは“霞王”とのやりとりですね。
まさかここで彼女とこんな会話をしてくれるとは思わなんだべさ。
アンネリーゼというキャラクターの良さを再確認すると同時に「やばい今作はマジでムシウタだわ!」と心が震えました。

1.04も続けて圭吾目線です。
五人の一号指定はもちろん、その他の虫憑きの皆さんが健闘してます。
いいね~。みんなで頑張ってこそムシウタだもの~。。。(うっとり
12巻では残念な扱いだった“照”も、ようやくまともに活躍しはじめます。
保護者然とした圭吾のおかげかなぁ。
彼女は大助たちのような「色々不安定な部分もあるけど、若くても大人と同じくらい中身のある人物」とは比較せずに「中学生のわりにはハイスペックで今後が楽しみな子ども」として見れば楽しめるのだと、ここでやっと分かりました。
……やっぱり12巻は保護者として霞王をリーダーにつけとけば「これじゃあどっちが保護者かわかんないね」的な感じになってよかったのでは(ぶつぶつ

1.05は“鳩”となった詩歌が主役です。まさに『空気ヒロイン』の面目躍如!
彼女はムシウタにおける白いご飯ですね。
他の子がみんな濃い味つけなので、時々食べるとほっとします。
利菜やハルキヨとの絡みは絶品。
まさか本編でこれが読めるとは……感涙ものです。
美しい描写で全体をまとめているため、「え? これやばくね? 全滅してね?? まさかこれ本当の出来事じゃないよね?」と疑う暇もありません。
見事なミスリードでございました。

2.00で大樹が出てきたときは「まさかの夢オチ?!」とビビリました。笑
違ってよかったわー。
大樹=大助と気づいていなかった私は、彼のパートが来るたびに「虫憑きではない人々からは、現在の戦いはこういう風に見えてますよーっていう見本かな」と思ってました。
が、ようやく「その捉え方は間違ってたのかな?」と感じました。

2.01の圭吾は相変わらずです。
大助のことを“切り札”と呼んじゃうあなたが好き。
ここで活躍してくれてありがとう!

2.02の詩歌は、利菜とらぶらぶで見てて幸せな気持ちになります。
この二人の友情シーンって超少なかったからね!
一緒に過ごしたのは01での四日間足らずの期間だけ。
それ以後は、利菜がどこかや誰に残した思い出を辿るだけ。
やっと二人がリアルで仲良しなとこが拝めたよ! わーい!!
ずっと複雑だったけど、利菜が生き返ってくれてよかったなぁと思いました。。
茶深の散弾銃もいい仕事してます。
これこれこれだよ。この大助×詩歌こそ待ち望んだ景色だよ。
お二人の心を完璧に折れるのは互いの存在だけ。
お二人の心を完璧に立ち直らせることができるのも、そう。
クライマックスに相応しい心象風景でした。
暴れるハルキヨは楽しそうだし、利菜単体はカッコいいし、圭吾もクールに決まってるし、感動の心情描写と激動のバトルシーンが最高レベルで融合してます。
これぞムシウタやでぇ。

2.03も引き続き詩歌です。
相変わらず利菜とらぶらぶです。なんて幸せなのだにゃあ。
圭吾は自分の果たすべき役割をきっちり果たしてます。
繰り返しになりますが、これだけ久しぶりの登場なのに、言動に一切違和感がないって凄いです。他のキャラにもいえることですが、特に圭吾は際立ってます。
岩井先生は今作のためにどれだけ既刊作を読み直したんだろう。
もしくは“土師圭吾”ってキャラは先生の中で確立されてたんでしょうね。
ハルキヨも楽しそうで嬉しいです。
彼はいつでも余裕ぶちかまして、最強でいてくれないとね。
詩歌から大助のことを聞いて、利菜と声をそろえて笑うとこもよかったなぁ。
そしてここでのファンサービスが「レージ」です!
よかった!!先生は城谷怜司くんのことを忘れてなかった!!(
たった十行でも十分です。
「利菜復活してるのに、怜司との絡みがないなんてありえない」と思ってたので。
ちゃんと描いて下さって嬉しかったなぁ≧ヮ≦
……盛り上がりすぎてごめんなさい。笑
自ら“鳩”になって反撃の狼煙を上げる詩歌は素敵でした。
流石我らの白米ちゃんや。

2.04は再び圭吾。ここが彼の最後の見せ場ですね。
利菜とバチバチやりあってるとこは和んじゃいます。
懐かしい……懐かしすぎるぜ。これでこそだぜ(号泣
満を持して初季も登場、茶深の存在が仄めかされます。
圭吾に「利用できる」と言われちゃう茶深。これでこそだぜ(崩壊
和みどころはそこまで。遂に千莉が頑張っちゃいます。
妹を守るためにやっていたことが逆に妹を苦しめていたと、ようやく気づくお兄ちゃん。
そりゃそーだよ。あんたシスコンすぎなんだよ!笑
読者から見たら当たり前のことがつらつら書いてあるんですが、やたら重いです。
すぐ深刻に考えちゃうのが彼の悪いとこですね^^
そういえば、能力を解放しようとする千莉に向かって言った「ぼくも、すぐに行くよ」ってどういう意味だったのかな??
成虫化を抑えられない=彼女が死ぬと思ったのかな。
有夏月がそばにいるんだからそれはないよ、お兄ちゃん。
今作に至るまで様々な悲劇を目の当たりにしてきた読者としては「欠落者になるくらいどうってことないじゃん」という気持ちだったので、「圭吾はオーバーリアクションだなぁ」と思っちゃいました。笑
なにはともあれ、シスコン兄が妹の自立にダメージ受けすぎてて、切ないシーンで泣けるんだけど微笑ましかったです。むしろ有夏月のために泣いてた。
この後、圭吾はメインストーリーから姿を消します。リコルたんが「転送条件・虫憑きだけ」と言ったのでおいてけぼりをくらったんでしょうね。次に現れるのは4.00の後日譚です。
ちょっともったいなかったなー。
「僕の仕事は、ひとまずここで終わりのようだ。この先はキミたちに任せるよ」と、“霞王”か“照”か有夏月にでも言っといてほしかった。
「戦いのあとのことは気にしなくていい。それはまた僕の仕事だ。だから君たちは―必ず勝利してきてくれ」とかなんとか。
そしたらもっとカッコよかったけど……ま、できすぎかぁ。

2.05はようやく茶深ちゃんの出番です。
これについては既に書きましたが、やばいくらい胸を締め付けられましたね。
そばによりそう“コノハ”もよかった!
しかし残念ながら彼女の事情は解明されないままでした。
自分で空想して補うことにします。

2.06では初季たんが大活躍です。
青播磨島を堪能する彼女はとても可愛いでございます。
03での結論(あたしはいつか島を元通りにするよん)をここで使って下さるとは。
数いる虫憑きたちのなかで、本編の最後を飾る希望として初季を選んでくださるとは。
素晴らしい。
でも考えてみれば他にないですよね。
大助×詩歌は絶対正義のメインディッシュ(エピローグ)だから選択肢に入らない。
利菜の夢(自分の居場所を作る)はすぐに叶えられない。
ハルキヨの夢(生きて生きまくって自分の無罪を証明する)も無理。
亜梨子の夢(虫憑きを救う)も一朝一夕じゃ無理。
『一号指定』たちじゃ、物語の本編を締められない。
他に人気がある主要キャラを見ると、戌子はもう死んでるし、アンネは明確なシアワセのビジョンが描けないし、ってなったら初季しかないですよね。
クライマックスの舞台に青播磨島を選んだことも納得です。
飛行能力って何にでも役立つし、「“三匹目”の虫憑きは常に私を妨害してきた」って八重子も言ってたし。
考えれば考えるほど、最終巻で活躍すべき人物は初季しかいませんでした。
本当に輝いてたよ……。03ファンとしては声もでません。
さすが、出涸らしでもアリア・ヴァレイの虫憑きやでぇ。
リコルたんもがんばりましたね。
個人的には、彼女の能力は嫌いです。だって“虫”っぽくないもん。笑
これは彼女に限ったことではありません。
07以降に登場した“虫”や虫憑きは「らしさが足りない」のが多いです。
ムシウタの超常現象バトル物としての良さの一つが「現実の虫をモチーフにした能力」だったと私は思います。
だって「“炎”の力を使える」キャラは、火拳のエースやら獅堂光やら沢山います。
でも「ヒメカゲロウの力を使える」ってキャラはなかなかいないでしょ。笑
多少こじつけでもいいから、現実の虫をモチーフにした“虫”らしさと、それに紐づいた能力の関係は壊してほしくなかったです。……まぁもう完結したからいいんですが。
リコルたんは一生懸命やってくれました。
詩歌もリーダーとして皆をひっぱっていたんだと、具体例になって教えてくれました。

いよいよ3.00。大樹くんが覚醒します。
“C”の分身こと凛々絵ちゃんは不気味ですねー。
激ニブの私もここでようやく大樹の正体を怪しみだしました。笑
きらりちゃんは大活躍!便利屋はほんと便利です。
「操られてるんじゃ?!」と少し読者をビビらせながら3.01へ。
いいですね~。ピリッと胡椒がきいてます。
自分の責任を感じている千晴、かわいいわ。おねーちゃんっていいよね。
きらりちゃんと凛々絵ちゃんによるネタばらしは壮大でした。
茶深の散弾銃の意味は何となく予想してたけど、大樹が大助だったとは……やっぱり私は読者に最適の人材だゼッ(すぐ騙されるからね
「大助って奴は、おれの辛さももってってくれるかなぁ」と泣く大樹くんに合わせて号泣しました。ほんと感動したので、なんの慰めにもならないだろうけど、私の動画では“最後の主要登場人物”として名前を書いておきました。
811.jpg

3.02です。おかえり大助!
待ってましたよ、あなたの帰還を。
……岩井先生は何度も大助を退場させようとしておられましたね。
私はそれを許さなかった亡霊(ファン)の一人でした。笑
ごめんちゃい。でもやっぱりこの人がいなきゃいけないのですよ。
帰ってきてくれてありがとう。 ケリをつけにきてくれてありがとう!
「あれは良い家族だったと思う」ってセリフも、きらりとのやりとりもよかったです。
一方、千晴は三匹目とともに生きることを決めたようです。
何の罪もない映画のヒロインみたいな美少女が、その人生を棒に振って地獄のような未来を選ばなきゃいけなくなるなんて、ほんと“虫”って最悪の災害だったわ。。。
とはいえ、五年か十年くらい経てば『“虫”を無に帰す薬』ができるでしょうし、そうしたらアリアは自分から消えることを望むと思います。
逆に哀しくなっちゃいそうですが、アリアも“この世に存在すべきではない存在”です。
切なさを残しつつもいなくなるでしょう。
十年後でも二十七歳かな? それならまだまだいけるよね。
できれば二十歳くらいまでに全部解決して、再び映画のヒロインみたいな生活をして、誰かとらぶらぶになってシアワセな第二の人生を過ごしてくれたらいいなぁ。
王子さまは怜司がいいなと思ってたんですが、利菜が復活したので難しいかな。。
まぁ彼女に相応しい相手がどこかにいるでしょう! これも今後の空想課題です・w・

3.03では、再び愛すべき我らの白米ちゃんが頑張っています。
大樹のあれこれでびっくりして疲れた心を、“あるべき展開”で癒してくれます。
そこへ現れる救世主こと初季とリコル。続けて、みんな。
「きたわ! クライマックスだわ!」って感じがひしひしです!!
最後に登場する“かっこう”も最高です。「いよいよやでぇ」って感じです。
(流石に疲れて感想が単調になってきました><)

3.04は大助視点です。
力尽きた虫憑きたちを淡々と処理していく一号指定ズかっけぇです。
利菜も成長したもんです><
皆に名を呼ばれたアリスもようやく動き出します。
大助の簡潔な号令の下、戦いの火蓋が切って落とされました!
そうそう。シンプルイズベストなんだよね、大助は。

3.05も引き続き大助です。怒涛の見どころ(ファンサービス)の嵐です。
“照”が主人公してます。これを12巻でやってほしかったゼッ。……もういいとしよう。
壮大なスケールで展開していく戦闘。躍動する一号指定ズ。
面白いですね。
そしてここで一つ目の見どころ、↑の名言のシーンがきます。
「“立花さん”きたーーーーーーーーーーーーーーーーー」ですよ。
も、これ。これに尽きる。あとは察してください。笑
二つ目の見どころは、ワンコとの戦闘です。
私の知る限り、最も多くのムシウタファンに愛されている人気キャラ。
12巻で彼女がゾンビになったときはとても哀しかったです。
全ての登場人物の尊厳を大切にしてきたことがムシウタのよさのはずなのに、こんなことをしでかすのかと、嫌な気持ちになりました。
「物語を盛り上げるためかも知らないけど、こんな方法で、こんな愛のない書き方で再登場させるとは、多くの戌子ファンにとって不本意でしょうに」と思いました。
しかしここで、たった一行で、全ては覆ったッッ!!
「そんなに嬉しいか、ワンコ?」
大助のこの一言を見て私は目を疑い、そして「あぁ私は戌子のことを何も分かっていなかったのだ」と深く反省いたしました!
「お前が、やっと大きな戦いに参加できたんだ。たとえ、そんなザマでもな。
 蘇生者の中で、お前だけがやけに生き生きして見えるぜ」
………………………そうか。
………………そりゃそうですよね!
戌子はゾンビになろうがなんだろうが、自分がどの陣営についていようが、この大戦に参加して全盛期と同じくらいの力を存分に振るえることを喜んでいるに違いない。
納得すると同時に、彼女以外の“蘇生者”に対して抱えていたモヤモヤもなくなり、素直に展開を楽しめるようになりました。
大助とワンコの戦闘も一度ガチで読みたかったシーンの一つでした。
ここで読めてよかった。
そして畳みかけるように三つめの見どころ!鯱人の登場だぁっ!!
間違いないよ。ここで戌子と戦うべきは大助じゃなくて彼だよ。
できればちゃんとこの師弟対決を読みたかったです。2行でも3行でもいい。2.06の初季の独白をもうちょい削ったり改行減らしたりして、彼らのバトルシーンを書いてほしかったです。
でも、いいんだ。登場してくれたから。あとは自分で空想できます。
このタイミングで来てくれてありがとう鯱人。
去り際の大助の「まさかお前が本当に、お前より強い戦士を育てられるとは思わなかった」ってセリフはグッときました。。。

ここでちょっぴりインターバル。状況説明が入ります。
いやーしかしほんと今作は驚くほど、10~14はなんだったのかというくらいのムシウタっぷりです。長年ファンをやっている人間であればあるほど、行間の些細な描写で感動できる作りになっています。
マジで、生きててよかったです。

一息ついたところで四つ目がきます。
大助の力強く簡潔な指示で奮い立つ虫憑きたち!
「“C”はビビってる」という言葉で勇気づけられるみんな!!
他のキャラじゃこうはいきません。
最強の黒い悪魔、歴戦の勇士“かっこう”だからこそみんながついてくるんだ、
やっぱり大助が帰ってきてくれてよかった。
詩歌も静かにがんばってます。彼女はこうでなくちゃ。。
ここで五つ目のみどころ。
ムシウタファンならだれもが一度は夢みた『一号指定ズによる一斉攻撃』です。
詩歌が直接加われなかったのは残念だけど、期待通りの迫力でした。
彼らの前進を阻んだのはゲニウス。『“虫”らしくない“虫”』代表のアイツです。
「またこいつか……。待てよ。“虫”らしくない“虫”を、“虫”らしい“虫”たちが打ち破る。これはこれで美味しいぞ?!」と思いながら読んでました(

みんなが頑張って“C”に迫るものの、あっさりとは倒せない。
いよいよ六つ目の見どころ“精神攻撃”です!
『あったかもしれない平和な日常の幻想』シーンを、まさかムシウタで見られるとは。
緒里と純なんて本当に02以来で、驚き桃の木サンマの開き。
利菜も詩歌もいて放課後らぶらぶデート。
どないしたんねってくらいのファンサービス大全開です。
この幻想シーンの続きを空想するだけでも三十年は幸せに暮らせそう(
でも、大助は違います。
きっぱりと精神攻撃をはねのけ、さらに“C”へ啖呵を切ります。
「叶えるよ。オレは、夢を叶える」
かっ…かっこいい………。

吠える大助。遂に3.07。
目覚めた彼の前に広がる、七つ目の見どころの光景。
『夢を謳う虫たち』!!!
かっ……かっこいい………………。
遂にバトルが最高潮を迎えます。
見覚えのあるみんなが、それぞれ最大限に活躍してます。
もう言うことないです。これ以上を望みようがありません。
完璧というのもおこがましいくらい完璧でございますっ。
やはり詩歌の能力こそが、ムシウタ世界を救う鍵でした。
あ、あと“虫”としての“C”が最後に大助をチラ見したのはグッジョブです。笑

3.08も大助視点。“C”は欠落者になりました。
死ぬのかと思ってたので少し意外です。いずれ復活する時が楽しみですね。
さて、ここで物語は終わるのかと思いきや!
「まだ戦う力は残ってるか?」「楽勝だぜ」ときました。
一体なんだ? 何が起こるんだ??
……そ、そうか! あいつか!と琳珂の理解が及ぶのと、3.09を読み始めるのはほぼ同時でした・w・

いよいよ3.09、大助 the lastです。長かった。本当に長かった。
ここで最後の脅威“大喰い”を倒してエンドです。
倒し方はあっさりしてました。“C”の直後だったし、亜梨子いるから当然ですね。
一秒で欠落者になって復活するお二人の姿は美味しかった!
大喰いの気持ちが分かりました。

仕方ないことだけど、終盤は大助無双でしたね。
欲を言えばもう少し尺がほしかったなぁ。
鯱人視点での師弟対決を書いたり、あの精神攻撃のシーンは有夏月視点でも泣けたはずだし、ハルキヨと利菜は14巻でいっぱい読んだけどもう一回くらい見たかったし。
うーんでも冗長になってもいけないもんね。欲張り禁止!

ここからは後日譚。4.00はまさかのアンネ視点です。
アンネ、七那、利菜という不思議な三人組ですが、意外と違和感ありません。
そういえばアンネリーゼも“霞王”で通ってたなぁ。分かりづらいからかな。
まあいいや。彼女らの会話で戦後の様子を知ることができます。
圭吾にはがんばってもらわないとですよね。
ジョン・マッシュというジャーナリストのことも書かれています。
もしムシウタが、07で示されていたような「“虫”と共存する未来へ進む」方向性になっていたら、大活躍していたキャラなんでしょうね。
よかったー。そうならなくて!!!
“虫”がちゃんと駆逐される方向性の結末になって本当によかったです。

もう一つの駆除されるべき存在、八重子について書かれるのが4.01。
我らの茶深サマがやってくれました……!
それはもう以前別の記事で書いたのでおいときます。
大喰いの「あなたの夢を聞かせて?」というセリフから始まったシリーズが、茶深の「アンタの夢を聞かせて?」で終わる。素晴らしいですね。
もう、茶深こそが今作の主役としか言えませんね。だって魔王倒した人こそ勇者(
茶深陣営のその後もちゃんと描いてくれてよかったです。
陽子がんばってね。他の皆も。

4.02、空を舞う初季の姿で本編は終わります。
直前で八重子をぶっ潰したあとなので、余計に爽やかな気持ちになります。
ありがとう。ここにこのシーンをもってきてくださってありがとう。
欠落者から復活する虫憑きの希望を書いて下さってありがとう。
このパートを読んで、きっと初季も“先生”になるんだろうなーと思いました。
お医者さんは向いて無さそうだから、学校の体育の先生とかどうだろう。
きっと子ども達の人気者だろうなぁ。
ああ、私も初季先生に教わりたかったゼッ。笑

長かったお話もいよいよおしまい。
エピローグは、遂に約束の「Merry Christmas」です。
私はこのブログで再三「大助は詩歌に再会したらまずごめんなさいしないとね、たとえ詩歌が許しても私と利菜は許さない(」なーんて言ってましたが。
なんと詩歌は彼に謝らせることすらさせなかったッ。これは盲点だったッ。
……うーん本当に良い子だけど、これで今後の夫婦生活大丈夫かしら?
そんな心配するのは琳珂だけですね、ええ。笑
本当に濃い一年、いや十年でした。二人の約束は果たされました。十分です。
ところでこの二人の逢瀬は一日限りなんですかね?
4.00で霞王が「(大助は)もう用なしだぜ。特環や赤瀬川の庇護すらいらねぇってんなら、知ったこっちゃねぇよ」と言っており、利菜は「あの子(詩歌)も今日までがんばったもの」と言ってました。
だから私は、二人はそれぞれ特環と“むしばね”を抜けてきたのだと、こっから駆け落ち状態に入るのだと理解しました。
どうなのかな?? 流石にそれはおかしいのかな。笑
ま、どっちでもいいか。

最後に、イラストについて!!
表紙は鼻血ものです。模写ったけど全然模写れてない。
カラーの見開きは感動のクライマックス。読み始める前はミスリード。いい仕事です。
ラスボス“C"のラストシーンもチラ見せでいいですねー。
挿絵も欲しいシーンを抑えてます。
……絵柄と構図がなぁ。02や03の頃と同じだったら、もっとよかったんだけどな。
ま、仕方ありません。私の趣味の問題です。
おそらく現在のるろお先生の絵柄の方が流行に乗ってるはずですし。
多少雰囲気が変わっていても、るろお先生の絵は好きですし、最後まで描ききってくださってありがとうございました。
一番最後のカラーページもよかったです。
亜梨子は気づくのに少し時間かかったけど><
もしかしたら、かつて摩理がいたのと同じ病院(病室)にいたりして。
その窓から見えたのであろう景色―これがもう絶品を通り越して幻のお味。
後ろ姿。
いいですね、後ろ姿。
ラヴだにゃー。。。
満足です私は! お腹いっぱいまんぞくです!!(涙を流しながら


とても長くなってしまいましたorz
それなのに、これでもまだ少し書き足りないっていう……(我ながらどんびき
勢いだけで書いた部分も多いので、また時間を見て加筆修正すると思います。
徹夜で書いたこのレビュー、少しでも楽しんでいただけると幸いです・w・

はい。
以上で15巻のレビューを終わります。

さいごにもう一度だけ言わせてください。

ムシウタ完結おめでとう&ありがとうございました!
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