*All archives   *Admin

2015.08.12 (Wed)

琳珂の歴史 ➄B★S時代・プロローグ

前回、『青空のルチア』閉鎖とともに終わりの歌をうたった風琳珂は、
そのまま永遠の眠りにつくはずでした。
それを妨げたものは……「ムシウタのアニメ化」というニュースでした。


どこにも需要がないであろう『琳珂の歴史』シリーズも佳境に入りました・w・
長くなりそうなので続きは追記にしまいます!

【More・・・】


第一報をどこで知ったのか、はっきりとは覚えていません。
おそらく、定期購読していた『ザ・スニーカー』の本誌上だったと思います。
「え? ムシウタがアニメ化?! 本当に??!」
驚きはすぐに喜びへと変わりました。
『涼宮ハルヒの憂鬱』のアニメ化が成功を収めた直後のことでしたから。

当時のザ・スニ誌上で『ムシウタ』と『ハルヒ』は双璧をなしていました。
もちろん同誌には古くから連載されていた『ロードス島戦記』などがあり、両作品だけが有名だったわけではありません。
しかし岩井先生と谷川先生はほぼ同時期(一年違い)にデビューされ、同年に刊行した『ムシウタ』と『ハルヒ』がそれぞれヒットを飛ばし、「今を時めく若い作家代表」として同じくらい推されていたのです。
「ぶっとんだ発想とキャラの魅力で一点突破していく」ハルヒシリーズ、
「丁寧な描写と儚くも温かい物語で包み込んでいく」ムシウタシリーズ。
大勢のライトファンに受けていた「人気のハルヒ」、
数は劣っても熱烈なファンがついていた「実力のムシウタ」。
どちらも十代の少年少女を中心に圧倒的な支持を得ていました。
表紙になったりカラーページで特集が組まれたりした回数を比べても、二作品は肩を並べていたのです。

その『ハルヒ』が先にアニメ化していました。
制作は京アニ、原作に忠実な脚本、キャラのイメージにぴったりな声優陣の起用、見事な作画、キャッチ―かつ世界観に合った主題歌、たとえ深夜でも地上波での放送。
どこをとっても、十分な予算をかけ、企画を練ってアニメ化したことは明らかでした。
それは見事にハマり、『ハルヒ』はラノベファンだけでなくアニメや声優のファンからも支持されるビッグタイトルへと進化を遂げていました。

「ハルヒであれだけやってくれたんだもの!
 ムシウタにも同じだけのことをしてくれるに違いない!!」
私は期待しました。
大いに、期待、しました。。。。
私だけではなく、多くのムシウタファンが同様の歓喜の声を上げていました。
その声はアキを通じて私の耳にも届いていました。
「なんてめでたいの!」「これは祭りだ! 祭りをしなければ!!」
「皆でこの喜びを分かち合おうよ!」
……ああ。
その渦に触れた私は、我慢が出来なくなったのです。笑

当然悩みました。
あんなに派手に引退宣言して、多くの人に見守ってもらってインターネット上から消えておきながら、おめおめと復帰するのかと。
復帰したところで、今更私に何ができるのかと。
これから忙しくなるのは確実なのに、ちゃんと活動できるのかと。
悩みに悩んで悩みぬきました。
しかし、答えは最初から決まっていたようなものでした。

「ここまで愛した作品がアニメ化する瞬間に立ち会えるなんて、奇跡だよ。
 これで復帰しなきゃ風琳珂じゃない。
 これで復帰しないやつは“ムシウタファン”とは言えない!!」

当時は今ほどアニメが乱造されておらず、ラノベが映像化するのも珍しいことでした。
『ムシウタ』がアニメ化するなんて夢のまた夢だと思っていました。
それが叶うとは、現実は夢以上だと思いました。
だから私はもう一度“風琳珂”としてインターネット上に蘇ることを決めました。

復帰を決断するにあたって、一つの誓いを立てました。
それは「もう二度といなくならない」ということです。
引退したり復帰したりを繰り返すようなお騒がせ人間にはなりたくなかったし、
わがままを言うからには一本筋を通す必要があると思ったからです。
「今回は、皆さんにしっかり謝罪して復帰させてもらおう。
 その代わり、私はもう二度といなくならないと誓おう。
 今日も明日も明後日も、ずっとここにいて、
 “ムシウタファン”で在りつづけよう。
 せめてムシウタが完結するまでは、
 それが何年後でも何十年後でも、私はここで応援し続けよう」

とはいえ、当時の私は忙しい日々を送っていました。
受験を控えて週四日塾に通っていたし、学校の勉強もあったし、大好きな部活も(親に黙って)こっそり続けていたし、睡眠を幾ら削っても時間が足りない状況でした。
だから私は友人のアキに声をかけました。
「ねえ、一緒にHP作ろうよ」と。
共同管理人がいてくれれば、上手くやれるのではないか?と考えたのです。
彼女は二つ返事でOKしてくれました。

アキは自分のパソコンを持っていなかったので、HP作りは私の担当でした。
代わりに、彼女は必要な素材(絵)を描いてくれました。
急ピッチで作業を進め、公開日をいつにするか話し合っていた時、
ふと「HPのタイトルはどうするの?」という話になりました。
「どうせ私はそのうち飽きるしさー、琳珂が決めればいいよ」とアキは言いました。

今回は『青空のルチア』のようなごった煮サイトではなく、どこまでもムシウタ一色の「ムシウタファンによるムシウタファンのためのムシウタファンサイト」にしようと決めていました。
だからHPタイトルもそれに相応しいものがいいなと思い、辞書を引きまくりました。

【blight】 1 a胴枯れ病、虫害。 bそれらを起こす害虫 c(都市環境の)荒廃
      2 (士気・希望などを)くじくもの、障害、暗い影

【shake】1〈…を〉振り動かす、揺すぶる
     5〈心配・病気・悪習などを〉払いのける
     6〈声・楽音を〉震わせる、震え声で歌う

すなわち【Blight★Shaker】には、複数の意味がこめられています・w・
 1.虫の歌い手(=ムシウタ)
 2.障害を払いのける者    ……などなど。
「ブライトシェイカー、略してB★S(ビーエス)」という語呂の良さもあり、アキの賛同を得て最終決定となりました。
本当はもう一つ候補があったんですけどね。笑
ああ、でも、B★Sという名前にしてよかったと、今は心からそう思っています。


今回のお話はここで終わりです。
次回は、B★Sを開設した日のことから書きたいと思います・w・
23:39  |  琳珂の歴史  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

 | BLOGTOP |