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2014.07.07 (Mon)

希望という、花。

『希望の唄』という曲が好きで、毎日のように聴きこんでいたある日、ふと「これってムシウタじゃん」と感じました。
明確にイメージが浮かんできたのです。
その最初の一コマが、これでした。

 ――諦めかけて乾いた心に 希望という花が咲いた。

2040.jpg


在りし日のワンコ先生とその弟子たちです・w・
がんばってステンドグラス風にしたよん。

弟子たちは、OP1に参加したメンツにしました。
bug5thに後ろ姿が載ってたもののイマイチビジュアルが掴みづらかった“疫神”と、どこにも全く挿絵の無かった“四ツ葉”は、彼らのモチーフである鎌と赤十字で表現してます。
“りんりん”は……モチーフすら分からなかったので、断念><
ごめんっ!

下描きの時はエリィも入れてましたが、やっぱり最終的に敵となった彼女はここに相応しくない気がして外しました。
代わりに真琴を描こうかと、一瞬考えました。
彼女は直接戌子の弟子ではないけど、戌子の影響を強く受けて育った虫憑きだから。
でもやっぱり、真琴はこの中に入るのは嫌がりそうだなっと思って止めました。
……でもなぁ。
ここに描かなかったら、もう真琴を描けるシーンは無い気がするんだよなぁ……。

せっかくの記念動画だし、できるだけ多くのキャラを描きたいんです。
無理なく色々描けるよう、歌詞と照らし合わせつつシーン選びをしてるつもりです。
(もちろん自分の好きなキャラは贔屓目ですが。笑)
でも、どれだけ考えても、真琴を主役級らしく登場させられそうにない。
私から見た『ムシウタ』という物語において、彼女の存在意義が薄すぎる。

うん。。。

12巻は返すがえすも残念です。

半年ごとに新刊が出るようなシリーズなら、きっと違ったんですよ。
「あー今回は繋ぎね。まぁ次に期待しよっか」的な。
しかしムシウタの場合、新刊を読むために一年も二年も三年も待たなきゃいけない訳ですよ。
待てば待つほど期待値は上がるわけで。。
そこにこういう巻が来ると、がっかりしちゃいますよね~。

ちょっと語りたくなってきました。
長くなりそうなので追記に移動します。

【More・・・】

うん。
OP1のリーダーは、順当に霞王でよかったんじゃなかろうか。
ヒロインは真琴のままでさ。
その方が、真琴のキャラを立てつつ従来のファン納得の展開になったと思う。

12巻の何がいけなかったって、ああいうキャラの真琴でああいう筋書きで物語を進めたことだと思います。
それによってOP1は悲壮感と必死さに塗り固められ、「どー考えてもこの作戦失敗するよね」って空気が出てしまいました。
私は1.03くらいで「あぁ、このOP1は……いや、他のOP2もOP3も、本当の作戦(解決策)の前座なんだな。どうせ、この一冊まるまる使って頑張った挙句に失敗して、『次の巻に乞うご期待!』って終わるんだろうな」と感じちゃって、以降の展開を一つも楽しめなかったです。
もったいない。もったいなさすぎる。
たとえばワンピースの序盤でルフィがバギーとかを華麗に倒しまくってるシーンで、「実はこの海賊は超弱いザコで、あとからもっと強い海賊出てきてルフィは負けて絶望するんだ。ま、立ち直るけどね」みたいな空気漂ってたら興ざめでしょ。
目前の敵と状況にハラハラドキドキワクワクできなきゃ、バトル物はつまんないですよ。

まぁ、12巻がいかにつまらないかは、以前のレビューで書いたので割愛します。
今日は「こうしたらよかったんじゃない?」という改善策を考えたので書いてみたいと思います。

0.00 大助  …原作通り
0.01 the others …原作通り

1.00 真琴 Part1 …原作通り
1.01 霞王 Part1
  “かっこう”脱落で腑抜けている霞王。
  魅車に呼び出され、状況説明を受ける。
  同じ場にいる“ふゆほたる”と“照”に対し、
  「真面目に話し合いに参加しやがって。こいつらまだ諦めてねぇのかよ」 
  「こっからどーするっつーんだよ」とやさぐれ気味な感想を持つ。
  魅車に反抗する気力もなく、OP1のリーダーを任されて引き受ける。
  ただし霞王があまりにも腑抜けていることを危惧した魅車が、
  真琴をサブリーダーに任命する。
1.02 真琴 Part2
  原作のPart2と3を合わせた感じ。
  「霞王は戦闘力こそ高いものの、集団を率いる能力には疑問があります」
  「特に今は“かっこう”を失って精神が不安定になっているようです」
  「だからこそ、私はあなたに期待しています」と魅車におだてられる。
  「彼女を補佐してこの任務を成功させられたら、あなたを一号指定にします」
  そんな餌をもらってウハウハ。
1.03 真琴 Part3  …原作のPart4とほぼ同じ
1.04 The others  …原作通り

2.00 霞王 Part2
  「何も考えられないまま時間だけが過ぎていた」
  「サブリーダーになった女に呼ばれ、集合場所に向かう」
  「どうやら、この“照”という虫憑きがチーム編成と作戦を考えたようだ」
  「細々と今後の指示も飛ばしている。ちょうどいい。こいつに全部任せておこう」
  「オレ様は必要な時に戦えばそれでいいだろう」
  ってな感じに、ほぼ他人事&無気力状態で任務に向かう霞王の視点で、
  地下突入直前くらいまで進む。
2.01 真琴 Part4
  原作の2.00~2.03を混ぜた感じ。時系列的には少し前章の霞王とダブる。
  悪魔との一回目の邂逅の思い出→任務開始→ギスギスしている一行→
  “C”からの攻撃→地下へ→しぇらの攻撃→一行が混乱→
  誰も真琴の指示を聞かない、悔しい――ってところで終了。
2.02 霞王 Part3
  相変わらず無気力に戦う霞王。
  しかし、“ねね”と“まいまい”に叱咤激励され、
  「オレ様がやらなきゃ、しょーがねぇか」と気を取り直す。
  そのまま本気で戦い始めて形勢逆転。
  「やっとリーダーらしくなったね。よかったよかった」と鯱に笑われ、
  「うるせぇよ」みたいなやりとりをする。
  ここで一行のリーダーは名実ともに霞王へ。
  全員で、少しほのぼのした会話を繰り広げる。
  ただ、霞王が立ち直った&さっきの件で自分の役割を見失った“照”だけは、
  その輪に入らない。鯱人が声をかけても無視をする。
  霞王もそれに気づいているものの、
  真琴の態度から自分や“かっこう”へ敵意を抱いていることを薄々感じており、
  なんとなく気に入らないので、放置して先へ進む。
  戌子ゾンビ登場。
2.03 The others(鯱人)
  戌子ゾンビによって総崩れになる一行。
  鯱人も心中では戌子ゾンビに動揺していたが、身体は勝手に反応し、
  見事に彼女の攻撃をはねのけていた。
  そんな自分にさらに動揺する。
  決定的なダメージは受けないようにするものの、突破策も見いだせない。
  「確実に倒すには、教官や“C”すら知らない能力が必要だ」と、
  苦渋の声を上げる“りんりん”。
  そこへ「あたしがやる」と名乗り出る“照”。
  直前までやさぐれていた真琴を気にかけていた鯱人は、
  彼女が怒りの表情を浮かべつつ、瞳の輝きを取り戻している様を見て驚く。
2.04 真琴 Part5
  時系列をちょっと前に戻したところから開始。
  「急に覇気を取り戻した霞王と対照的に、真琴は鬱々としていた」
  「和やかに会話する一行から少し離れ、最後尾を歩いていく」
  「どうせ、うちは凡人だもんね」と、心中でひっそりと呟く。
  悪魔との二回目の邂逅の思い出を挿入。
  そこへ戌子ゾンビの出現。
  総崩れになる一行、その脆さに苛立つ真琴。
  「たかがイカれた戦士の死体に、どんだけ心乱されてるのよ」
  特に先程まで余裕綽々で自分に声をかけていた鯱人が動揺している姿にブチ切れる。
  “りんりん”の呼びかけに応じると同時に、
  「感傷に浸っててどうすんのよ!」と叫ぶ。
  「“かっこう”も“あさぎ”も大キライ。死んで、欠落者になってせいせいしてるわ」
  「もういないやつらに振り回されてどうすんのよっ」
  「今も生き残ってるだけで、うちは誰より偉いんだぁ!」
  本音を叫び散らして戦う“照”。 一番に呼応するのは鯱人。
  「“戦え”!“戦え”!“戦え”!」
  「――ありがとう、照ちゃん。ちょっとオレは寝ぼけてたみたいだ。
   “C”がオレらの師匠を弄んでるなら、オレがすべきことは一つしかないんだ」
  鯱人はすがすがしい表情をしていた。
  自分の想いを言いきった真琴もまた、新たな気持ちで戦い始める。
2.05 霞王 Part4
  「好き放題言いやがって!」
  真琴の本音に多少の不快感を覚える霞王だが、
  「表面だけ取り繕って、心の中に不満を抱えてるヤツよりはマシだ」と笑う。
  また、実際に彼女の奥の手の能力を見て、
  「ちったぁ戦えるじゃねぇか」と認め始める。
  やっと全員の心が一つになり、総力を合わせることにより、
  戌子ゾンビたちを押し返す一行。
  全体の指揮は真琴、細かい戦略は“りんりん”、
  感知能力を駆使する“火巫女”とそれを補佐する“月姫”、
  突撃隊長は霞王&鯱人、残りは回復役&遊撃隊という風に分業しつつ、
  “C”の本体を目指してどんどん進んでいく。
2.06 真琴 Part6
  最後の一つ前の隔壁を貫く直前、“かっこう”の幻影(ミミックの変身)を見る真琴。
  悪魔との三回目の邂逅の思い出。
  「うちは……生き延びて、一号指定になるんだ……」
  と呟いてしまい、自分の本心に気づいてショックを受ける。
  同時に恥ずかしくて消え入りそうになるが、
  霞王や鯱人から「いいんじゃねーの!?」「がんばれがんばれー」的な、
  本気ともからかいともとれる声援を受ける。
  真琴は照れて「うるさい!今のは忘れろ!」と声を荒げるが、
  それを他の人々が笑う。なんとなく場が和む。
  「もう今にも死にそうだけど、ヤバいけど、でも、なんとかなるかも」
  そんな気持ちで、みんなと力を合わせて最後の隔壁に挑む。
  やっと“C”の元に辿りついた!……と喜ぶものの、それはぬかよろこび。
  絶望に沈む全員。 涙する真琴の台詞で〆。
  「作戦1……し、失敗…」

以上です。どうでしょうか?
物語の主な筋書きは変えてないんですけど。。

まず、長いことムシウタを読んでいる読者のほとんどは、冒頭でかっこうが脱落して「うそぉぉぉ」と衝撃を受けるはずです。
なので、古くから馴染みの霞王を主役級に抜擢し、その絶望感を彼女に代弁させることで、読者を安心させます。
「かっこうの苦労や努力、過去や今の戦いの意味、何ひとつ分かってない」真琴に対して読者が抱く苛立ちも、霞王は本文中で代弁してくれます。
「わかるよ霞王。真琴って奴は何にも分かってないよね。ほんとムカつく。ああ、でもがんばって!霞王!!」……と、読者は霞王に共感しながら、気持ちよく物語を読み進めることができるのです。

一方で、読者の中には大助を快く思っていない人たちもいます。
冒頭の展開に触れて「かっこうが脱落してせいせいしたぜ。霞王もヘタレてないでどんどん戦えよ!」と思う読者もいるでしょう。
そんな人々は、真琴に共感するはずです。

つまり、霞王(古株。強い。常識にとらわれない自由人。大物オーラ漂わせてる)と真琴(新顔。弱そう。常識にがんじがらめの普通人。小物臭しかしないけど一生懸命生きてる)という二人の相反する人物の視点から物語を描くことにより、ほぼ全ての読者の「共感」をカバーすることを狙います。
だって「共感」こそは、ムシウタという物語の大きな魅力の一つですからね。
The othersで鯱人を入れるのも同じ理由です。

また戦闘の描写においても、地味な能力の真琴視点ばかりで描くより、派手な霞王視点を入れることで勢いと迫力が増してきます。
“ねね”や“まいまい”といった気心の知れたメンツとの絡みは、殺伐とした戦場において一服の清涼剤となるでしょう。

そしてこの改変の一番の狙いは、「物語にうねりを作ること」です。
戦闘の展開(物語の筋)が変わらないならば、せめて人物たちの絆を徐々に盛り上げていくことにより、「お。この作戦いけるんじゃね?」感を演出したいのです。
図式化すると、以下のようになります。
 最初  : 霞王× 真琴○ 鯱人○
 vsしぇら : 霞王○ 真琴× 鯱人○
 vs戌子  : 霞王○ 真琴×→○ 鯱人×→○
 ラスト : 霞王○ 真琴○ 鯱人○
はじめはギスギスしていた仲間たちが、極限の戦いをこなすうちに本音をさらけ出してゆき、次第に打ち解けて、最後は心を一つにして戦う――。
ありきたりですが、バトル物の王道です。
これならば物語の展開に光が見え、「おぉ~、最初はダメダメだったけど、まとまってきたなぁ!この調子で“C”もやっつけちゃえ!!」とワクワクドキドキできます。
そうして期待を高めに高めたところで、「え?“C”の本体、ここにはないの??」という絶望をズドーンと持ってくるわけですよ。

この流れで表紙を霞王×真琴にすれば、誰がどう見ても真琴は12巻のヒロインのはず。
亜梨子は13巻にエリィとセットで載せればよろしい。。

うん。こんな感じでリライトされた12巻が読みたいな。
……自分で書くか・w・


長々と偉そうに、自分勝手に書いちゃってごめんなさい。
私やっぱり、他人の文章を直したり再構成したりするの好きなんですよ。
……やっぱり編集者って仕事は向いてるんだろうなぁ。
今更、もっかい就活し直す気はないけど。笑
他の道でも、何かに生かそう。
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