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2013.02.01 (Fri)

全力!ムシウタレビュー【13.夢醒める迷宮(下)】

私が生まれたこの世界は、分からないことだらけでした。
やっと…自分が生まれるべき世界に、生まれ変わったんだと思いました。

rbs13.jpg


私は、はじめて虫憑きという友人を得たんです。




【注意事項】 
(1)ネタバレありです。シリーズを通しての話にも言及します。
 ムシウタシリーズ全巻を読んでからの閲覧をオススメします。

(2)登場人物データの見方
 ①ランクの分類
  主役…目次(章名)において名前が出ている、もしくはそれに類する人物
  準主役…目次においてThe othersとされ、その章で主役となっている人物
  脇役…複数巻に登場する、別の巻で主役・準主役を務めるなどの特徴がある人物
  端役…上記いずれにも当てはまらないが名前の判明している人物
 ②人物名の色
  その巻で判明している所属ごとに、名前を三色に分けて表記します。
   特環(緑)むしばね(赤)、無所属(黒)
 ③名前の書き方
  その巻における初出名に準拠します。《例》01センティピード 03日々野一房
  二つ以上頻繁に登場する場合は本名を優先し、他は()内に書きます。
  《例》立花利菜(レイディー・バード)
(3)評価について 
 琳珂の独断と偏見に基づき、ムシウタシリーズ内で比較検討してつけます。
 予めご了承ください。


OKですか??
誤字脱字その他があればお気軽にご指摘ください!
まだ慣れてなくて、ちょいちょい文章がおかしかったりするかもですが、
楽しんでいただければ幸いです♪


これで、現在出版済みの本編は全てレビューしたことになりますね。
終幕への期待を高めに高めてくれた13巻。
じっくり感想を書きたいと思います!

それでは追記から【13.夢醒める迷宮(下)】のレビューを始めます。

【More・・・】

 
書籍データ   ―それは、最高で最悪の…?

 【初版発行日】2012年10月1日 【ページ数】367p
 【主役】杏本詩歌(スノウ・フライ)、海老名夕、菰之村茶深、堀内愛理衣(“C”)
      久瀬崎梅、門閒真琴(“照”)、魅車八重子
 【脇役】≪東中央支部陣営≫ 土師圭吾、五郎丸柊子
      OP1 土師千莉(“火巫女”)、緒方有夏月(“月姫”)、“まいまい”
      OP2 南金山叶音
      OP3 “兜”
     ≪その他特環陣営≫ 岳美武政
      OP1 “霞王”、“ねね”、“玉藻”、“疫神”、“四ツ葉”、“りんりん”、“さくら”

     ≪むしばね陣営≫
      OP3 赤瀬川七那、丁屋弐兵衛、“なみえ”、アイジスパ、
          ハレンシス、チェーファー、リコル、ピートウッド、“α”

     ≪ハルキヨ陣営≫
      OP2 ハルキヨ、榊遥香、魔女、マリア、サンタクロース
     ≪茶深陣営≫ 
      OP1 喜多沢環(“ミミック”)→立花利菜?(“レイディー・バード”)
      OP3 薬屋千晴(“アリア・ヴァレィ”)、佐藤陽子、
          ルシフェラ、白樫初季(“からす”)、“コノハ”、
          薬屋大助(“かっこう”)
     ≪無所属・その他≫ 
      OP1 塩原鯱人、獅子堂戌子
      OP2 一之黒亜梨子(“眠り姫”)
      OP3 堀内友加里、堀内明衣子、C・J


評価   【総合】★★★☆☆
  ストーリー:★★★★☆ 戦闘描写:★★★★☆  人物描写:★★★★☆
  泣ける度 :★★★☆☆ 和む度 :★★☆☆☆  恋してる度:★★★☆☆
  ヒロイン:★★★★☆ 表紙  :★★★☆☆


レビュー


一応表紙だったので、上のイラスト&名言はエリィにしました。
しかし今回のMVPは間違いなく茶深ですね!!
たとえ熱烈なファンじゃなくても、茶深ちゃんサイコー!って叫びたくなる一冊です。
発売も、04発売からちょうど8周年の日でしたね。

個人的な話ですが、私は04当時、茶深が嫌いでした。
どうしてあんなに嫌いだったのか改めて理由を考えて、
そうか、彼女の口癖(思考回路)が許せなかったんだと気づきました。
「アタシみたいな小悪党は脇役においやられて当然よ…。
 でも、だからこそ舞台の中央に這い上がって、この世界の主役どもに泡を吹かせてやるわ!」
みたいな、今巻だとp.211あたりにめっちゃ書いてあるアレです。
私はどうしてもこれに納得できなかったんです。

だって。
高い理想を持ち、それを暴力に頼らず(まぁ戦闘能力をもってないからだけどさ)、
自分の頭脳と度胸だけで実現させようとしていて。
その行動に触れた人間達―様々な特殊能力をもつ人間達は皆、
少なくない影響を受けていて。
その中でも特に濃い面子が、なんだかんだで茶深を慕って手下になっていて。

明らかに貴女、素晴らしい頭脳と行動力を持ってるじゃないですか。
明らかに貴女、優れた人格とカリスマ性を持っているじゃないですか。
上の登場人物リストを見てみれば明らかですよ。
類は友を呼ぶといいますが、茶深陣営の、この錚々たる顔ぶれ。
この中核にいるのは間違いなく茶深。
彼女の頭脳と行動力と人格とカリスマ性です。

………なのになんで貴女、そんなに自分に自信がないの!?
明らかに貴女は、とても素晴らしい能力を持った、
この世界の主役といえる人物の一人ですよ!!

…と、まぁこんな感じで、
昔っからずっと歯がゆくてモヤモヤしてたんだなぁと。笑
だけど流石に、私も少しは精神的に成長しましたよ(←?
12・13巻を通して、彼女の言動にやきもきしつつ、
「でもまぁこういうとこが可愛いのよね、茶深は」と思えるようになりました♪

あぁでも、“いつか”でいいから。
いつか、無駄に自分を卑下するのはやめてほしいな。
全てのコンプレックスを解き放って、素直に自分を肯定して、
素晴らしい仲間達とともに、堂々と舞台の中央に立つ茶深が見たいなぁ。

…しょっぱなから全力で脱線してごめんなさいorz
このように叫びたくなるほど、13巻は茶深の天下だということです。


さて。まずは時系列の確認からいきましょう!
13巻は、12巻とほぼ同じ時間軸を別の視点から見たお話になります。
よって、
 0.00 12巻の本編終了時点
 1.00 OP3開始時点(12巻のエピローグ頃)に場面を巻き戻す。
  ↓ここから48時間のOP3の話が展開。
 4.07 0.00の時点に戻る。
  →ここから数時間程度の展開→エンド。
以上より、13は12と同じく「11の翌日から約二日間のお話」といえます。
11巻までの時系列予測が正しければ、10月中旬頃ですね。

物語は、詩歌・夕・茶深・八重子、それにエリィを加えた5つの視点から進行していきます。
戦闘・人物・ストーリー、どれもしっかりしていて、とても面白いです!

ただ、個人的には。
前半(1.00~3.03辺りまで)の展開は少し詰め込みすぎだったのではと思います。
エリィの過去を調べる詩歌の旅とか、C・Jを絡めたアリア捕獲の一件とか、
今までのムシウタならそれだけで一冊の主題として書きあげられてもおかしくないテーマが
あっさり数十ページにまとめられていて拍子抜けでした。
そう、12巻とほぼ同じ状態です。
一つ一つのエピソードは面白いのに、
どうも文章があっさりしすぎてて物語に没入できない。泣くことができない。
そんな物足りなさが残りました。
12巻と違ったのは、13巻のヒロインたち(詩歌や茶深など)はそれぞれ個性の強い、私にとって馴染み深いキャラたちで、モノローグも前巻よりは多かったこと。
そのおかげで、12巻ほどは白けずに読み進めることができました。
でもなぁ。
私は昔から、読書中はその物語に没入するタイプです。
どれだけ没入できるかは本の質・傾向によります。
これまでの―11巻以前のムシウタは強烈でした。
何度も何度も、丸暗記するくらい読み直してる01や08でさえ、
未だに読んでいる間は身動きひとつできません。
自分の名前も今いる部屋の温度も空腹も全部忘れてしまいます。
完全にとりつかれちゃって、内容を分析するなんてできません。
(だからこのレビュー企画の際は、一度通し読みしてから部分部分を振りかえりつつ書きました)
でも今回は。
3.03を読みながら、「あーやっぱ岩井先生文体変わってるな」とか冷静に考えていました。

やっぱり、残念です。
それだけ「読ませる」力のある文章、物語がムシウタの良いところだと思ってきたので。

12・13巻のスピード・まとまりは、文体変更によるところが多いのでしょう。
もし01からずっとこういう雰囲気だったなら、それはそれだったと思います。
だけどなぁ…。
本の紙の質なんて上げなくていいから、前と同じペラッペラの紙でいいから、
前と同じ熱いムシウタが読みたいです。
無駄に長いともいえる丁寧なモノローグ、進まないようで進んでいる展開が恋しいです。
4.00以降の、約2時間の展開に200ページかけるくらいのペースがちょうどいいです。

売上とか色々な問題があるんだったら、とりあえずアマゾンでムシウタ01&新刊&サイハテの救世主を100冊ずつくらい買って知り合いにバラまきます。
なので、どうぞよろしくお願いします。

あと、今回も誤字脱字がありましたね;
特に気になったのはp210の「宗像(ただしくは宗方)」と、p313の「“つきひめ”(ただしくは“かぐや”)」です。
まぁ間違えやすい所ですけど…主要人物なのになぁ^^;

以上のような観点から、総合・戦闘・人物およびストーリーの評価をつけました。
初読後はラストの茶深&圭吾の印象が強烈で「文句なしの★5!」って言っちゃったんですが、笑、
やっぱ冷静になってもう一度読むと、前半の物足りなさや各所の残念さが目につきますね。。。

泣ける度は、ストーリーとしては高いですが、やはり文章的に盛り上がりに欠けると思います。。
それに今回は「泣くよりも、士気を高めて突撃だ!」的な雰囲気があって、
実際4.00以降の巻き返し、展開の熱さがハンパない巻だったと思います。
和み度が低めなのも仕方ないですね。

恋してる度はまぁまぁでした。詩歌→大助に癒されます。
そしてやっぱりエリィは大助が好きだったんだなぁと。
子どもっぽいと言えば子どもっぽいかもですが、きっとエリィにとっては王子様だったんですね。
お姉さん的なアリスも含めて、三人でいる時間が大好きだったんだろうな。
ほんと罪作りだ大助は…。さっさと復活して詩歌を幸せにして下さい。。

ヒロインは、詩歌・夕は普通でしたが、茶深が輝いていたので高めの評価にしました。
特にラストの「大喰いが詩歌を復活させられるなら、アリアだって大助を復活させられるはず!」っていうところでガツンと頭を殴られた気がしました。
言われてみれば納得の理屈なんだけど…。
今まで「元“三匹目”は貴重な素材だし手駒にしておくか」「千晴を通じて“三匹目”を手に入れれば虫憑きの秘密に近づける」みたいなことしか言ってなかったですし、ほんと自分にとっては盲点で、一気に盛り上がりました。。
大助脱落から千晴の精神的ダメージ含め、こう見事な流れを作ってくれるとは!
圭吾や八重子の思惑もぶちぬいてて、ほんと茶深ちゃんサイコー!!

…しかし、八重子は“C”を利用しつつ素晴らしい強敵役をやってて、
東中央支部陣営≒圭吾はOP1・OP2でそれを打ち砕き、
茶深陣営はOP3で獅子奮迅の活躍をしているのに。
どうした“むしばね”陣営!?
詩歌は大助or“かっこう”いないとどうしようもないから良いとして、
アイジスパとか“なみえ”とか七那とかもっともっと頑張ってよ!!
ほんと、14巻に期待です。

あ、表紙は可愛かったと思います。
エリィの後ろにいるのは、超種一号化した“C”のイメージってことでいいのかな。
彼女も救われるといいなぁ…。

さてさて。
ここからはOP別に感想をまとめていきますね。

【OP3について】

久しぶりに詩歌がメインヒロインしてて、
「そうだこの子はこういう子だった…」としみじみできます。。
詩歌は好きです。可愛いです。…だけどモヤモヤします(またか
私が一番好きなのは利菜なんですよ!!
だからつい、こう、親のような視点で詩歌を見てしまうというか…。
あぁもう可愛いなぁ!貴女はそのままでいいのよ!!がんばって!!!…ってなります><

そして特筆すべきは、遂に大助=かっこうが明かされたことですね。
クライマックス戦で詩歌がめっちゃ大助のことを考えているところで、大喰いがニヤニヤしつつ話す。もう「これしかない」って感じの展開でした。
千晴あたりが明かしてたら興ざめだったでしょう。。
上手くここへもってきた岩井先生には敬意を表します。
しかしかわいそうだよ詩歌。。
早く大助復活して!詩歌迎えに来て物語仕切って!!
…バカでごめんなさいorz

夕が再び主役級に来たのも意外でした。
うーん。12巻のヒロインが真琴で、今回が詩歌と夕メインという事実から考えると…岩井先生はこういうタイプの女の子が好きなのかな?
わりと平凡で、でも本人たちなりに努力してて輝いてる感じというか。
儚いけどそれだけでは終わらない系というか。
派手さはないけど良いお母さんになりそう系というか。
宝石に喩えると、利菜がルビーで茶深がアメジストなら、彼女たちは真珠みたいな。
ふわふわっとほわほわっと柔らかくて温かくてでも芯はあって、みたいな。
…的確な表現が見つかりませんが、この辺にムシウタという物語の主題があるのかもしれませんね。

まぁ夕に関していえば、単純に登場条件(大喰いの餌になれる&茶深の手駒にいる)を満たしていたのが彼女だけだったって可能性も強いです。笑
しかし私は、大喰いの餌と聞いてすぐ恵那を期待していました←
おそらく普通の一般人として生活していて、茶深陣営にさえ入る要素のなかった彼女をどう物語に絡めていくんだと言われたら返す言葉もないです…。
でもbugファンとしてはつい!

しかし。
bugで、摩理が亜梨子に買ってきてもらい、先生にプレゼントした指輪が。
先生から初季の手に渡り、夕のために質屋に売り払われ、セピアが買って、
虫憑きとなってしまった萌々のためにきらりが受け取り、
自分の知恵を使って一生懸命それを探した夕に再び見つけだされたんですよね。
この丁寧に積みあげられたドラマには愛を感じます。
夕のキャラは03当時とあまり変わらず、可もなく不可もなくって感じでしたが、
全てを含めて感動的でした。

恵那&多賀子もどこかで出てきたらいいなー。アリスとの再会シーンとかでいいので。
何気にそこも、あのとき未来へ先送りした問題だと思います。。

エリィにはビックリしました。
あなたそんな子だったの!?って。
でもこうして種明かしされてみると、エリィは最初(03当時)から、最後の敵になるべくして登場していた子なんだろうなぁ。
普通に年少・可愛い担当キャラだと思ってた自分が甘かったです。さすが先生。

茶深陣営は、リーダーを中心に陽子・コノハ・千晴と輝いてましたね。
個人的に、一つだけ残念だったのがルシフェラの扱い。
彼女にはもっと主体的に動いて欲しかったです。
…貴女は07で、有夏月に対して「アタシ、先に行きますね」って言ったじゃない。
「レイディーはアタシたち二人に関しては、“あと一歩”前に踏み出すのを待ってたらしいですよ」って。
茶深と一緒にいて利菜の想いも聞いて、理解したから、先に行くって宣言したんだよね?
利菜の忘れ形見の一つである彼女の前途に、私はとても期待していました。
頭の良さそうな彼女が茶深と手を組んだら、
 大賢者(茶深)×賢者(ルシフェラ)=爆発! …ってなるのかなぁって。
しかし現状、
 大賢者(茶深)→スピーカー(ルシフェラ)⇒皆 …になっちゃってますよね><
それでいいのかルシフェラぁ!?
完全に自分の意志なくしてないか!?
…すみません、熱くなりすぎました。。
だけど本当に残念です。
せめて3.02の叫びが彼女自身のものだったらよかったのに。
茶深からのメールを見て、葛藤しつつもそれを皆に伝えて、場の空気を見て。
自分の意見として
「ここで同化型生まないなら生まないで腹くくれってのよ、くそったれどもがぁ!」と叫んで。
叫び終ってから「あーヤバい茶深さまの計画邪魔しちゃったかも怒られるかな」って携帯見たら、
「バカばっかりでくそったれな展開ね。まぁ…一番に腹くくったあんたが一番マシか」
って茶深からメールが来ている、とか。
それならルシフェラの頭脳的・精神的成長も垣間見れて涙ものだったと思います…。
うーん。まぁ、今後に期待ですね。

八重子は相変わらずゾッとさせてくれますね。

圭吾もやっと復活したよわぁぁ!
今まで何度「ここで来い!」「ここで来るでしょ!」と思ったことか。。
そのたびに裏切られ続けてきたことか。
やっと本当に来てくれましたね。
大助を捨てる気でいるらしいとこはちょっと許せませんが、それも彼らしいっちゃらしいです。笑
14巻では八重子&茶深と三つ巴の知略戦を見せてくれるはず。楽しみです!!

【OP2】
ハルキヨイケメン!
しかしやっぱり彼は成虫化しかけてますね。
この話は以前の日記でやっているので割愛しますが。
今後にどう響いてくるかなぁ。

ウメ視点は久々で可愛かったです。笑
たしか、bugの夢恋する咎人以来ですよね。相変わらずハルキヨに心酔してて良かったです。

そしてカノン様がんばった!!
彼の能力についても以前の日記のコメント欄で語ったことがあります。
キミタカをおさえるため、完全に寝込んじゃうとは予想外でした。
うーむ。まぁ、こうするしか道はなかったんだろうけど…。
これからのクライマックス戦にキミタカやカノンが参戦することはないんですねorz
タマちゃん・八重子・アリスたちがバリバリ戦うはずなのに、
全て彼らが眠っている間に終わってしまうのかなぁと考えると、ちょっと寂しいです。
二人が精神世界で戦う(カノンがキミタカを抑え込もうとする)描写とかいれてくれたらいいなぁ。
「あの女に長い間眠らされ続けて…やっと目覚めたと思ったのに、また変な所に閉じ込められてしまった。
 ここは一体どこなんだ?」
「はじめまして。カノンです」
「…なるほど、俺が目覚められないのはお前のせいか。さっさと俺を自由にしろ」
「イヤです。
 外で戦ってるタマちゃんたちのために、あなたには、ここで眠っててもらわなきゃいけません!」
「戦い…?ミッコは…この世界は今、どうなっているんだ…!?」
とかあったら号泣しそう…。
キミタカだってごく普通の、一人の“虫憑き”ですもん。
死にたくないと願ったのは事実だけど、思いもよらない能力を得てしまって。
望まない運命を背負ってしまった“虫憑き”の一人ですもん。
このクライマックスにおいて、彼個人の想いや葛藤も見たいなぁ。

【OP1】
“まいまい”とタマちゃんが頑張りましたね!
いやー…こう来るとは、意外。うん。
タマちゃんというキャラクターなら、「ウソが本当になればそれでいい」と自分まで捨てちゃうのはアリだなと思いました。
利菜ファンとしては複雑ですけどね><
あれはやっぱり「利菜っぽい誰か」だと思います。

そして気になるのが“まいまい”の言葉。
琳珂は、データベース=“C”がその能力を使って色んな電気信号(ネット上や電話回線でのやりとり、人間の脳内の記憶など)から集めた情報の塊、と解釈しています。
葉芝戦直前までの本人の発した言葉や、他人とのやりとり等から人格や記憶を組み上げているんでしょうか。
本人の遺体を元に、その脳を操作したりして死ぬ直前までのリアルな人格を引きだしている可能性もありますが、だったらそもそも“C”側が“浸父の欠片”的能力を使ってゾンビとして使ってきそうなんですよね。

利菜ゾンビが登場しなかった理由として考えられるのは、
 ①中央本部は遺体を持ってて、そこから記憶等を解析してデータベースに登録したけど、ゾンビにできるのは特殊型だけ(戌子・司書とか特殊ばっかりだし…前、センティや梓や操作してたけど)
 ②そもそも中央本部は利菜の遺体を持っていなかった(東中央が回収してた)
以上の二つでしょう。
①だった場合は…死ぬ直前までの利菜に近いのかな、一応。でもそうするとセンティや梓といった前例と大きく矛盾するんですよね。浸父は分離型も操作にできたけど“C”はできないとか?欠落者ならできるけど死人は無理とか??
②だった場合、ますます、今回復活した利菜は「皆が外から見ていた・望んでいた利菜」「利菜本人が演じようとしていた礼ディー・バード」でしかない可能性が高いですね。実際復活した利菜?は、昔懐かしい“むしばね”の仮面をつけていましたし。

ふと思ったんですけど。
②が正しくて、東中央に利菜の遺体があれば…リアルな利菜の復活があり得るかもしれないですね。
アリアの能力で偽利菜になったタマちゃんと利菜の遺体を混ぜて、また分離させて、タマちゃん&利菜どっちも元通り!とか。
…流石にそれだけじゃ無理か。
でも何か“C”にまつわる超現象が起きれば可能ではないでしょうか。
うーん。楽しみなようなそうじゃないような…。
いくら超現象バトル物とはいえ、そこまでやっちゃったらダメな気もするし。
生き帰って今度こそシアワセになる利菜を見たい気もする。
一回自分が死んだことで、父親を瀕死状態に追いやったことについての禊も済んだはずだし。。
あーでも大助は詩歌で確定だもんなぁ…王子はアイジスパか槐路あたりでしょうか。
……それはそれで見てみたいなぁ。どうなるのかなぁ。。。

あと面白かったのは、利菜?を目前にした有夏月が久々にヘタれてたことかな。笑
最近は千莉とペアでカッコいい彼ばかり見ていたので新鮮でした←

あと一応、今回も視点は真琴でしたが、前巻での小物っぽい印象をさらに補足する描写でしたね。
ここまで来たら仕方ないか。

【まとめ】
色々言いましたが、4.00以降、茶深が本格的にストーリーを掻きまわしてくとこが最高に面白いです。
圭吾の策略(タマちゃん&カノンの10巻組)も見事です。
こうして全体を見て、最後のどんでん返しを見ると、
やっぱり01~05のキャラがメインになってますね。
詩歌・大助・利菜・圭吾・千莉・有夏月・八重子・初季・夕・エリィ・アイジスパ・茶深・千晴……。
もちろん“α”にまつわるゴタゴタとか、鯱人&戌子の活躍も混ぜてあります。
だけどやっぱり本来のムシウタの本筋は01~05だったんだなと思いました。
おそらくこのクライマックスは、岩井先生が昔(05頃)から考えておられた筋書きに、06~の要素を混ぜつつまとめていらっしゃるのでしょう。
うん。だから所々物足りないところがあるのかな。
でも、とっちらかっていないのは流石!!

エピローグも秀逸でしたね。
やっと揃ったように見える5人の一号指定、しかしそれぞれに不安を抱えている…そんな状況がよく伝わってきました。
ほんとね。アリス&ハルキヨは成虫化寸前で踏みとどまってるし、レイディーは偽物?だし、大助は復活した後どのくらい力を出せるか未知数だし、詩歌は完全に心が折れてるし。
どうなるのかなぁ。

何はともあれ。
早くこいこい14巻≧ヮ≦

みんなが笑顔になれるエンドが来ることを祈ってます。


…長くなりすぎました。笑
以上で、13巻のレビューを終わります。
16:04  |  ムシウタレビュー  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
 |  2015年05月13日(水) 17:53 |  【コメント編集】

サイハテもそうなんですが、るろおさんの絵が入ってる。
マシンドールは傷つかない、とか、俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる!
も、買いたいし読みたいんですけど…。

10数巻出てると少し手が出しにくかったり(;つД`)

そんな金銭的に潤ってる訳では無いのが辛い(つд;*)

アニメは『俺修羅』はアニメ見てますけどねヽ( ̄▽ ̄)ノ
面白いですよ(ゝω・´★)
イルカ |  2013年02月13日(水) 11:10 | URL 【コメント編集】

★Re: タイトルなし

茶深ちゃん大活躍でしたね♪
圭吾や八重子なら、あの場面では何をしてでも同化型を手に入れようとしたはずですから。
本人も言ってたけど、その辺りが茶深ちゃんのいいとこだなーと思いました。

詩歌がちゃんと復活したのは、大助と目があった瞬間でしたね~。
となるとやはり今回も、大助詩歌再会で両者復活でしょうか≧ヮ≦
まぁ色々あるとは思いますが、茶深、もしくは千晴が気づいて二人を引きあわせて、
上手く復活させてくれると信じてます。
個人的には、ばっちり完全復活してから詩歌を迎えに来て欲しかったけど…まぁそれも悪くないですねっ。
二人の絆で原虫撃破してくれたら琳珂は大満足です←笑

サイハテ…実はまだ読んでないんですよ。笑
ムシウタの完結をちゃんと見るために岩井先生を応援しなきゃと思いつつ、
なんとなく手が伸びないままです。
ムシウタほどにはハマれなさそうですしね~。でも近いうちには読みます。。

ペン入れしてますよ♪
サイトのTOPとか、普段の正式なイラストはちゃんとやってます^^*
昔は日記の絵も全部ちゃんと仕上げてたんですけどね~。。
やっぱりペン入れ&着色してると時間がかかる→面倒になる→更新意欲が失せる、という感じで、日記自体を書かなくなっちゃった時期がありまして。笑
「ちゃんとしたイラストがなくても、更新頻度が高い方が嬉しいです」というコメントをもらって以来、日記はラフ絵(下書きのみ)で済ませるようになりました。
ラフでしか出せない雰囲気もありますし、これはこれで楽しんでもらえたら嬉しいです♪

これまでに溜めてるコメントもそのうち返しますね~。
風 琳珂 |  2013年02月05日(火) 00:56 | URL 【コメント編集】

茶深ちゃんの時代が来たとしか思えない巻でしたよ!!はい!!(*≧∀≦*)

いやぁ~(。-∀-)茶深ちゃんカッコいい。
そりゃ茶深ちゃんの一人の虫憑きですからね。
新たに虫憑きが生まれるのを黙って見てる訳にはいかないですよね。
まぁ、戦力とかも釣り合わせて決心するのには少し考えたみたいですが、ツンデレを思わせる発言は破壊力がパなかったです(ゝω・´★)

さておき、恵那が来る展開というのは俺も期待はしてたんですけど。
12巻でも最初の方に恵那っぽい人出てきてたし(´・ω・`)
まぁ夕ちゃんもいい子ですから全然良いんですけど(。-∀-)

あと気になる点で言ったら大助の復活ですかねぇ~

俺の予想ですけど。

大助の復活は失敗すると思います( ̄^ ̄)
これに関しては茶深ちゃんの検討違いで、始まりの三匹だから復活させれる。って訳じゃないと思うんです。

侵父のは復活と言ってもゾンビで本人の意識は無いわけですし。
大食いが詩歌を復活させた(?)時は大食い自身が言ってましたが。
きっかけを与えただけなんです。
詩歌のきっかけは『自分と同じ夢を持つ人との出会い』だったと思いますが。

なので、大助も同じように何かしらのきっかけで復活するのでしょうけど。それはアリアによる干渉では無いような気がします。
ってかここでヒロインが出ずして何が出る!?とは思いますが…。

現在一号指定ヒロインズが居るんですよねぇ……。
誰が来るのやら。

次の巻に期待ですね(ゝω・´★)




ついでにサイハテの救世主も読みました(ゝω・´★)

あれはあれで凄かったですね。
主人公がラスボス!?みたいな感じで。(まぁ救世主でしたが



全く関係無いのですが。
琳珂さんの絵はペン入れ?みたいな事はしないんですか?
イルカ |  2013年02月03日(日) 02:21 | URL 【コメント編集】

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