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2012.08.06 (Mon)

12週間連続企画!ムシウタレビュー 【04.夢燃える楽園】

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8月、夏真っ盛りですねー。皆さんエンジョイしてますか?
琳珂はあんまりです^^;
あー、花火行きたいなぁ。
好きなひとと行きたいですよね。
可愛い浴衣着て、めいっぱいオシャレして、花火見ながら仲良く綿あめ食べたいです。
自分で買ってきて線香花火とかもいいな。
誘ってくれたりしないかなぁ。
…なんてね、シアワセそうな友達の話を聞きながら思ったりしてます。笑
毎週ムシウタ読んでるのもアレですよね。
登場人物みんながラヴを語りまくってるから、つい自分もそんな気分になっちゃいますよね。
だって04なんてさぁ。

「どんなことがあっても、どんなことをされても…貴方が……好きでした……」

ですよ!!
梓ぁ~っ><

…はい。
そろそろ戯言はやめてレビューしましょう。苦笑
燃えるのは花火ではなく、楽園なのです!


最新記事や連続企画最初の記事にある「注意事項」に目を通してからお読みください。


それでは追記にて、【ムシウタ04.夢燃える楽園】のレビューを開始します。

(※8月7日 手違いで追記がアップできてませんでした。ごめんなさい…。修正しました。)

【More・・・】

 
書籍データ   ―それは、最高で最悪の悪巧み。
 【初版発行日】2004年10月1日 【ページ数】362p
 【主役】菰之村茶深、鮎川千晴
 【準主役】杏本詩歌、城谷怜司(アイジスパ)、“コノハ”、薬屋大助(“かっこう”)、“かなた”
 【脇役】宗方槐路、梶取洋壱(シニカ)、杉都綾、杉都纏(ハレンシス)、
      五郎丸柊子、白樫初季、“兜”、ウメ、“浸父”
 【端役】津島歩、野田佐緒里、京直樹、上田

評価  総合:★★★☆☆
 【内容】ストーリー:★★★☆☆ 戦闘描写:★★★☆☆ 人物描写:★★★★☆
     泣ける度:★★★★☆ 和む度:★☆☆☆☆  恋してる度:★★★☆☆
     ヒロイン:★☆☆☆☆ 表紙:★★☆☆☆

レビュー

やってきました第四巻。
シリーズ屈指の地味なお話です。
「ムシウタは全巻読んでるけど、どうも04はあらすじが思い出せない」
というファンの方もいらっしゃるのでは。
かくいう琳珂も、今回読み直すまで記憶がぼんやりしてました。
簡潔にまとめれば、
茶深と千晴が登場し、コノハのことが明らかになり、03の伏線が回収&その後への伏線が張られ、詩歌とアイジスパが覚醒する。
それだけのお話です。
どれも重要で、展開としても伏線としても欠かせないと思うんですけどね…。
ヒロイン・茶深のキャラもあってか、今ひとつパッとしない巻です。
続刊にあたる05ではシリーズヒーローの大助の過去が分かったり、
大喰いとの派手なバトルがあったりするので、ますます霞んでいるともいえます。
しかしシリーズを通してみれば、やっぱり大切な第四巻。
じっくりレビューしていきましょう。

はじめに時系列を確認します。
冒頭、千晴Part1に「春休みまであと数日」という記述があります。
そして物語の終わりは千晴の学校の終業式前日です。
以上から、04は3月上~中旬のお話と推測できます。
ついでに言うと、これに続く05は04の翌日~のお話です。
ヒロインもメインは千晴、サブで茶深と詩歌が続投します。
よって04と05は上下巻で、
茶深と千晴のダブルヒロイン(+詩歌)と捉えておいた方がいいでしょう。

しかし、03から一ヶ月近く経過してるんですね。
病室の初季に会いに行くシーンで、柊子が「(彼女は)昨日目覚めたばかり~」と言ってます。
初季、一ヶ月近く寝込んでたのか…><
03の戦いの激しさが改めて分かりますね。

さてさて。
今巻一番の目玉は…、うーん。
悩ましい。笑
ここでスパッと「○○です!」と言えないのが04です。
個人的には、アイジスパ&詩歌の覚醒を推したいですね。
利菜の忘れ形見である二人が、“かなた”や茶深と触れ合い、利菜とのことを『後悔』し、
これからの生き方を見つける姿はかなり感動的です。
私が特に好きなのは、156ページと258~265ページ辺りです。
どちらも涙せずに読めません。
同時に怜司と大助を殴り飛ばしたくなります(ぁ
 ったくこのダメンズめ!
 どーして利菜を救ってあげてくれなかったんだ!!
…ってね。
まぁムシウタって基本的に
 女子=儚いけど強い、男子=ちょっぴりダメンズ、ですよね…(ぁ
もちろん、そこが共感できるとこで素敵なとこなんですが。
読んでて苛々せずに(?)、文句なくカッコよく活躍してくれる男子たちを見るには、11巻を待たねばなりません。

まぁでも、そういうムシウタが大好きで、そんなダメンズが大好きな時点で、私も利菜や詩歌と同じ穴のムジナなんでしょう。笑

脱線してごめんなさい。
ストーリーは、普通に面白いです。
まず冒頭の“オゥル”に泣かされます。あれが猫っていうのも良いギミックですよね。
琳珂は最初全然気づかなくて、プロローグの終わりかけで「?」となって、
詩歌のとこで「ははぁ~」っとなりました。
序盤から登場する謎の少女=堀内梓=“みんみん”、なのもゾクッときます。
“オゥル”には気づいたけれど、こちらは分からなかったという方も多いのでは?
最後の4ページでは“かっこう”=大助以来のドッキリが味わえますね。

その他の構成もしっかりしてて、茶深と千晴と詩歌それぞれの物語が、アイジスパや大助たちの様子や梓の話を交えつつ、絶妙に絡み合ってます。
また、盛り込まれた伏線の多さも特徴的です。
02から登場しつつも謎に包まれていたコノハや、03で意味ありげに登場したアイジスパの人物像が見えてくると同時に、“むしばね”の構造も掴めて来ますね。
03で受け渡されたディスクの内容や、センティの謎が解明されていくのもドキドキします。
しかし完全解決はせず、真相は闇の中に残されます。
それどころか「虫憑きの王」という単語が連呼されたり、
「中央本部は始まりの三匹のうちのひとつを隠してる」なんて台詞が残されたりして、
更に謎は深まります…乞うご期待!って感じで終わります。
これらの伏線は12巻でようやく完全回収されましたね。
ですが未だに回収されていない伏線もあります。
・コノハは恋人の仇(bugから察するに“アキ”のこと)を討つため、
 五人目の一号指定(bug終了時点および12巻で亜梨子と確定)を探している。
・ディオレストイが詩歌に残した、「全てを終わらせるため、我を解放して真実を知れ。
 そうすればお前が王たる資格を持つ理由、唯一欠落者から蘇った理由を語ろう」という言葉
などですね。
一体どうなるのでしょうか。

…いやー色々振り返りましたが、ほんと盛りだくさんの巻です。
なのにどうしてこんな印象薄いの??
琳珂なりに04を他の巻と比べて、考察してみました。
 01は大助と詩歌と利菜が出逢い、それぞれに約束をして別れます。
 03は初季と詩歌と夕が旅をし、それぞれの望みを叶えます。
 06は戌子と鯱人が出逢い、戦い、それぞれに旅立ちます。
 08は萌々と二人のダイスケが出逢い、戦い、それぞれの道を見つけます。
こうして見ると、ムシウタシリーズの中で人気が高い巻は、いずれも一冊を貫く明確なストーリーが中心にあり、それ自体が強い意味を持っています。
一方で04は、茶深も、千晴も、詩歌も、アイジスパも、大助も、梓も、それぞれストーリー持って動いててドラマもありますが、巻を通しての一つの明確なストーリー性が欠けているように感じられます。
無理に書くなら「五年間なにごともなく監視し、監視されてきた茶深&オゥルと千晴。詩歌や梓の乱入で出逢い、戦うことで、停滞していたそれぞれの運命が動きだす」って感じかな。
うーん、薄い。停滞から一歩踏み出すだけですしね。(その一歩が豪快ですが)。
04が地味な印象が拭えないのは、この「ストーリー性の薄さ」が原因ではないでしょうか。

戦闘描写はまあまあですね。
茶深や“オゥル”の知略戦、“かなた”やアイジスパの力任せ戦、どちらも読めます。
ただ今回は戦闘関係のページ数自体が少なく、物語の中心でもないので評価は低めにしておきました。
人物描写は安定してます。
あちこち色々動かして、全部感動させてきますからね。流石です。

“オゥル”の忠誠、アイジスパの覚醒など泣きどころには困りません。
和む度は…あんまりないかな。千晴のキャラが救いではあります。
恋してる度は面白い。
全体を見ると大してラブラブしてないのに、たった一行、たった一ページで全てを持っていってくれます。
怜司→利菜、それに梓→土師ですね。
今までと違う感じで高いです。

最後に特筆すべきは、ヒロイン・茶深の人気の無さです。
私はこれまで沢山のリクエストを受けて、大勢のムシウタキャラを描いて来ました。
しかし本編+bugの表紙を飾ったことのあるキャラの中で、
ただ一人、茶深だけはリクエストされたことがありません。
キリ番や絵茶会、TOP絵などリクを受ける機会は沢山あるのに…。
絵茶会の自由落書きで茶深が描かれてるのも数えるほどしか見たことがありません。
前巻の大人気ヒロイン・初季と同じく「下剋上を目指す」キャラなのに、
どうしてこうも差がついたんでしょう…。
 ①口調、話す内容(やっぱり女の子らしさに欠けてますよね…)
 ②考え方が卑屈(初季はまだ明るかったり素直だったりしたけど、この子は…)
 ③見た目(一応文章中には「かなり可愛い」という記述があるんですが…)
うーん。難しい。
個人的には、04当時は嫌いでした。茶深。
07や08で少し印象が変わり、12まで来た今は「結構好きなキャラ」と言えます。
今回振り返りながら読んだら、「すごい子じゃん」とまで思えました。
キャラデザは昔から好きです。中実に合ってると思うし、描いてて楽しいし。
…でも、るろお先生がもう少し頑張って可愛いデザインにしてくれてたら、
もう少し人気出たかもなぁとも思います。。
(この中実で見た目は超絶美少女みたいな。そういうの好きな人多そうです)

まぁ、この人気の無さも、茶深にとってはむしろ名誉でしょう。
これからのクライマックスでガッツリ良いとこをかっさらって、
大助や詩歌や読者を悔しがらせて下さい。

(…本音を言えば、私は王道なヒーロー・ヒロイン話が大好きです。
 なので、クライマックスでは大助や詩歌にメインはって活躍して欲しいです。
 正直、茶深のようなタイプにはあんまり活躍してほしくないです。苦笑。
 でも岩井先生なら、全て納得いくような感動的シナリオを見せてくれると期待してます。
 だから茶深にも期待してます!!!)←色々屈折してるけど、本心です。

最後に表紙。
前述の通り茶深の人気が低いので、表紙の評価も低い…なんてことはないです。
何故なら、左下に“コノハ”がいるからです。
よく分かりませんが、この子は結構人気があるんですよね。
前髪が長いから?性格が可愛いから?能力が面白いから?
…まぁいいや。
とりあえず、そんなコノハの貴重なカラ―絵ということで、
一定の評価をされている表紙だと思います。


長くなりましたが、以上で04のレビューを終わります♪
00:00  |  ムシウタレビュー  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

★Re: タイトルなし

コメントありがとうございます(^-^*
お返事が遅くなってごめんなさい;

やはり前髪がコノハの可愛さは、前髪がポイントでしたか…!

確かに茶深の能力・立ちまわりには共感しづらい部分がありますね;
仮にも本編の一冊を飾っているヒロインですし、
シリーズの中でも一人くらいしかいない役回りなので、もうちょっと人気があってもいいんじゃないかとも思いましたが…。
やっぱり難しいですね。。
風 琳珂 |  2012年08月15日(水) 00:32 | URL 【コメント編集】

コノハかわいいですよね~
あの前髪具合がすばらしい

茶深が人気ないのは能力が卑怯っていうか、なんかコソコソしてる感じだからじゃないですかね?
ハセモ |  2012年08月08日(水) 20:51 | URL 【コメント編集】

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